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名市大 患者死亡で調停成立

11月08日 12時27分

名市大 患者死亡で調停成立

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名古屋市立大学病院で、おととし、肺がんの内視鏡手術を受けた50代の女性が手術中に大量に出血して死亡した事故で、病院側が女性の遺族に3500万円を支払うことで調停が成立しました。
この事故は、おととし6月、名古屋市瑞穂区の名古屋市立大学病院で、名古屋市の50代の女性が内視鏡を使った肺がんの手術を受けたところ、手術中に、上大静脈が傷ついて大量に出血し、翌日に死亡しました。
女性の遺族と、手術を担当した医師など病院側が手術中の経過などについて話し合いを続けた結果、遺族側が名古屋簡易裁判所に調停を申し出て、病院側が和解金として3500万円を支払うことで遺族側も同意し、7日、調停が成立しました。
亡くなった女性の長男は「手術中に何が起きたのか1つ1つ事実を追って説明してもらったことが調停成立の要因です。母が亡くなったことは悔やんでも悔やみきれませんが母の死が無になることのないように、病院には再発防止に努めてほしい」というコメントを弁護士を通じて出しました。
一方、名古屋市立大学病院は「誠に遺憾なことで、患者とご遺族に申し訳なく思っています。2度と同じことが起こらないよう安全管理の徹底に努めてまいります」としています。

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