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1票の格差訴訟8日最後の判決
11月08日 12時41分
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ことし7月の参議院選挙で、いわゆる1票の格差が最大で3.08倍だったのは憲法に違反するとして、弁護士などのグループが選挙の無効を求めた一連の裁判で、最後となる判決が、8日、名古屋高等裁判所で言い渡されます。
ことし7月の参議院選挙では選挙区によって議員1人あたりの有権者の数に最大で3.08倍の格差があり、弁護士などのグループが「投票価値の平等に反し、憲法に違反する」として選挙の無効を求める訴えを全国で起こしました。
このうち、愛知・岐阜・三重の選挙区の選挙の無効を求めた裁判の判決が、8日午後4時から名古屋高等裁判所で言い渡されます。
参議院選挙の1票の格差をめぐっては、最高裁判所が最大で4.77倍だった3年前の選挙を「違憲状態」と判断し、ことしの選挙ではいわゆる「合区」を含む「10増10減」の定数是正が行われ、格差が縮小しました。
一連の裁判では、10月から全国で15件の判決が出され、「違憲状態」が10件、「合憲」が5件と判断が分かれています。
名古屋高裁がどのような判断を示すのか注目されます。
東海のニュース
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