大規模陥没受けた銀行のシステム障害ほぼ復旧

大規模陥没受けた銀行のシステム障害ほぼ復旧
JR博多駅前の道路が大規模に陥没したため、福岡銀行などの窓口で入金や出金などができなくなっていましたが、これまでにほぼ復旧しました。
福岡市に本社がある、ふくおかフィナンシャルグループでは、銀行のコンピューターセンターとつながる回線が道路の陥没で切断され、8日朝から、傘下の福岡銀行、熊本銀行、親和銀行の合わせて325の店舗すべてで、窓口での入金と出金、それに振り込みができなくなったほか、一部のATMが使えなくなりました。

ふくおかフィナンシャルグループによりますと、バックアップの回線に切り替える復旧作業を進めた結果、すべての銀行で午後3時ごろまでにほとんどが復旧したということです。
ただ、福岡銀行のみ、銀行の店舗ではない場所に設置してある一部のATMおよそ100台が今も使えず、9日も使えない状態が続く見通しだということです。
これ以外は9日朝から3行とも通常どおり営業する予定だということです。

ふくおかフィナンシャルグループは今回のシステム障害の影響で、ほかの銀行やコンビニなどのATMで振り込みなどを行った客の手数料について、後日振り込んで負担するとしています。

ふくおかフィナンシャルグループの吉戒孝副社長は「災害などへの対応について今後検証を行い、さらに対応を向上させていきたい」と話していました。