11月05日 19時19分
愛知県西尾市の遊園地「愛知こどもの国」で、故障して走れなくなっていた蒸気機関車・SLが6年ぶりに走れるようになり、5日、お披露目会が開かれました。
復活したのはSL「しおかぜ」で、昭和49年の開園当初から親しまれてきましたが、6年前にボイラーが故障し、倉庫にしまわれたままとなっていました。
遊園地側がインターネットを通じて資金集めを行ったところ、560万円あまりが集まり、修理を終えて乗車できるようになりました。
しおかぜは三河湾が一望できる1周1キロあまりのコースを走り、一番列車には地元の人など約30人が乗り込み景色を楽しんでいました。
初めて乗車した小学1生の女の子は「乗っていて楽しかった」と話していました。
出資に応じた30歳代の男性は「無くなると聞いて寂しかった。今後は壊れずに動いて欲しい」と復活を喜んでいました。
「愛知こどもの国」の高橋健太朗事業課長は「たくさんの支援に感謝の気持ちでいっぱいです。これから、みなさんに楽しんでもらいたい」と話していました。
しおかぜは、土日と祝日の午前10時30分から午後4時50分まで、20分間隔で運行するということです。
新着ニュース