「ポケモンGO」 運転中は操作できないよう変更

「ポケモンGO」 運転中は操作できないよう変更
先月、愛知県一宮市でスマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」をしながら運転していたと見られるトラック運転手が、小学生をはねて死亡させた事故などを受けて、ゲームの運営会社は、一定の速さ以上で移動するとゲームのアイテムを入手する操作ができないよう変更しました。
先月26日、愛知県一宮市で「ポケモンGO」をしながら運転していたと見られるトラックの運転手が、横断歩道を渡っていた小学4年生の男の子をはねて男の子が死亡した事故などを受けて、一宮市と愛知県警察本部は、ゲームの運営会社のナイアンティックに、運転中はアプリが起動せず、道路上にポケモンのキャラクターなどが出現しないよう要請しました。

ナイアンティックによりますと、7日、一定の速さ以上で移動しているときは、「ポケストップ」と呼ばれる場所でアイテムを入手する操作ができないよう、仕様を変更したということです。
この変更により、一定以上の速さで運転中は、ゲームの主なプレーができなくなったということです。一方、制限する速度については明らかにしていません。

ナイアンティックはNHKの取材に対し、「さまざまな要望を真摯(しんし)に受け止め、今後とも安全性に配慮していきたいと考えております」とコメントしています。
愛知県一宮市の中野正康市長は「イノベーションを起こす企業らしい迅速な対応だと思います。市としても通学路の安全確保や、『ながら運転』、『ながらスマホ』の危険性の啓発に取り組んでまいります」とコメントを出しました。