名古屋市と福島市を結ぶ高速バスが、１１月から運行を始め、２日夜開かれた記念の式典で、福島県の担当者が「多くの人に復興が進む福島に来てもらいたい」と呼びかけました。
名古屋市と福島市を結ぶ高速バスは、１１月１日から運行を始めました。
２日夜、名古屋駅のバスセンターで開かれた記念の式典では、福島県名古屋事務所の関場智彦所長が「東日本大震災から５年半が過ぎ、復興が進んでいるが、観光客の数は震災前の水準には戻っていません。バスを利用して多くの人に魅力ある福島に来てもらいたいです」とあいさつしました。
そして、乗客の代表らがテープカットをして、運行の開始を祝いました。
バスを運行する名鉄バスによりますと、３年前から名古屋市と福島県郡山市を結ぶ高速バスが運行していましたが、観光や出張で利用する人から、福島市までの延伸を求める声が多く寄せられていたということです。
福島市へ向かう２６歳の会社員の男性は「福島で除染作業の仕事をしていますが、直通で行けることができ便利になりました。復興に向けた仕事を頑張りたいです」と話していました。