公明 「給付型奨学金」月額5万円軸に検討へ

公明 「給付型奨学金」月額5万円軸に検討へ
所得の少ない世帯の大学生などを対象にした、返済のいらない「給付型奨学金」について、公明党の作業部会は、月額5万円を軸に検討を進めることになりました。今後、月額3万円を軸に検討を行っている自民党側などと詰めの調整を行うことにしています。
政府・与党は、所得の少ない世帯の大学生などを対象にした、返済のいらない「給付型奨学金」の創設に向けて、給付額などの制度設計を進めていて、これまで自民党の作業部会では、月額3万円を軸に検討が行われています。
こうした中、8日、公明党の作業部会が開かれ、月額5万円を軸に検討し、私立と国立の違いや、親元から通っているかどうかなどの違いを考慮しながら給付額を検討していく方針を確認しました。
また、対象者については、高校の成績が5段階評定で平均3.5以上とすることが望ましいという認識で一致しました。
公明党の作業部会は、今後、自民党側などと詰めの協議をしたうえで、今月中にも政府への提言をまとめることにしています。