11月02日 13時02分
三重県鈴鹿市の教育委員会は、台風や天候不順の影響で野菜の価格が高騰し、給食用の野菜を予算内で確保することが難しいとして、12月と来年1月の2日間、市立のすべての小学校と幼稚園で給食を中止することを決めました。
給食が中止されることになったのは鈴鹿市立の30の小学校と13の幼稚園です。
鈴鹿市教育委員会によりますと、ことしの台風や天候不順の影響で野菜の価格が高騰し、給食用の野菜を予算内で確保することが難しいということで、年内に給食を出す最終日である12月20日と年明けに給食を出す最初の日の1月12日の計2日間、給食を中止することを決めました。
鈴鹿市の市立の小学校や幼稚園では、1か月、4100円の給食費を各家庭から集めていますが、野菜の高騰を受けて給食の予算が赤字となる学校が多く出てきているということです。
教育委員会によりますと、給食が中止される2日間は弁当を持参したり、午前で授業を終えて下校してもらったりするなど、各学校に対応を任せるということです。
鈴鹿市教育委員会は「給食費を上げることも検討したが、保護者への経済的な負担が増えることを考慮した。市内や県内産などを中心に安全、安心な給食を提供するための措置なのでご理解頂きたい」としています。
新着ニュース