電力取引所によると、韓国で10月末段階で稼働していない状態にある発電設備の容量が過去最高の35ギガワットとなった。
韓国の発電所による合計発電能力は103ギガワットで、10月31日午後8時の電力需要は68ギガワットだったため、設備予備率は51%に達した。
産業通商資源部(省に相当)は「10月は全般的に天気が暖かく、冷暖房需要が少なかったため、電力需要が伸びなかった」と説明した。猛暑だった8月の設備予備率は18%だった。発電所の急な故障や修理、需要予測が外れた場合などによる電力供給の障害を防ぐためには、最大電力需要を上回る発電能力を備える必要がある。
しかし、遊休発電設備が増えているにもかかわらず、発電所の建設が続いており、発電インフラが過剰に陥っているとの指摘もある。