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ゴゴゴとすごい音、信号も倒れ… 博多駅前陥没の目撃者

朝日新聞デジタル 11/8(火) 10:08配信

 福岡市のJR博多駅前で起きた陥没事故を目撃した同市博多区の会社員古賀朗(あきら)さん(25)は「朝6時過ぎ、犬の散歩をしながら辺りを歩いていたら、ものすごい音がした。博多駅の方に来てみたら、道路に大きな穴が開いていた」と振り返った。

【写真】陥没した穴の中にあふれる大量の水

 「『ゴゴゴゴゴ』というすごい音がしていた。『ガシャーン』という音とともに信号機が倒れて、ゴーっと水も流れていて、一気に穴が広がっていった」という。「ガスのにおいが充満していて不安になった。陥没の穴の中の砂が崩れ続けて、アスファルトが落ちていった」と話した。

 博多駅前のホテルでは、館内の電化製品がすべて使えなくなった。ロビーは真っ暗になり、非常用のランタンがつけられていた。エリアマネジャー(48)は「朝食はスープなど暖かいものが出せない。いまできるものをお出ししている。いつ復旧するのか……」と話す。宿泊客は暗い中で朝食をとり、テーブルを携帯電話のライトで照らしながら食べる人もいた。

 一方、香港から観光に来ていた男性(25)は規制線が張られ、上空をヘリコプターが飛び交う状況に「何が起きているんですか。何も分からなくて」と不安そうな表情を浮かべた。博多駅などで買い物をする予定だったが「店が開くかどうか。予定を変更しないといけないかもしれない」と話した。(角田要、宮谷由枝、岩波精)

朝日新聞社

最終更新:11/8(火) 13:57

朝日新聞デジタル

現代奴隷の目撃写真
この2年あまり写真家のリサ・クリスティンは世界中を旅して、我慢できないほど過酷な現代の奴隷の現実を記録してきました。彼女はガーナの鉱夫やネパールでレンガを運び出す人々等、心に残る写真を紹介しながら、世界中で奴隷扱いされる2千7百万人に上る人々の窮状を訴えます。