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【コラム 撃戦記】

空手の五輪メダルへ積極的交流を

2016年11月8日 紙面から

 空手が2020年東京五輪の正式種目に決まって以来、初の世界大会が先月、オーストリアのリンツであり、日本勢男女が16種目で金6個を含む9個のメダルを獲得した。林晃ナショナルチーム監督によると、外国勢もこれまでと気迫が違っていたという。それだけに好結果は評価できる。

 空手は柔道とともに、五輪で日本のお家芸となる。リオ五輪の柔道男子のように全種目でメダル獲得が夢だ。組手の体重区分も正式決定ではないが、男子は67キロ級、75キロ級、75キロ超級。女子は55キロ級、61キロ級、61キロ超級が提案されている。

 五輪は4年先。今の世界王者が選考される保証はない。組手男子84キロ級で世界大会初優勝の荒賀龍太郎(荒賀道場)は「プラスになるなら異種競技でも学びたい」と、テコンドー道場に出稽古して挑んだ。レスリングもボクシングもプロとの交流で結果を出した。空手もメダル獲得は至上命令。荒賀のようにプロとの交流話がもっと聞かれてもいい。(格闘技評論家)

 

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