香港独立派議員の資格剥奪 共産党機関紙「核心利益への挑戦」と主張も習近平指導部には危機感
共産党機関紙、人民日報は3日付の論評記事で「“港独(香港独立)”の言行は国家の核心利益と中央の権威への挑戦だ」と主張。かつて「笑い話」だった香港独立という「魔の手」が学校や青年に伸び、「台湾独立勢力」と結託して影響力を拡大しようとしていると警戒感をあらわにした。
台湾の立法院や香港立法会で今年、独立志向の新党が相次いで議席を獲得した背景には、若い世代に「自分は中国人ではない」という自己認識が広がっている現状がある。中国当局がコントロールするのは難しい内面の問題であり、締め付けを強めるほど反発を生む“悪循環”を生んでいる。