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【プロ野球】

巨人正捕手争いぼっ発!! 侍・小林越えを宇佐美が狙う

2016年11月8日 紙面から

高橋監督が期待する巨人・宇佐見=宮崎市で(園田佳子撮影)

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 宮崎から千葉へ、遠距離ミサイルを撃ち込んだ。秋季キャンプ中の巨人の高橋由伸監督(41)が7日、侍ジャパンの小林を一刀両断。今季129試合でマスクをかぶった捕手に「このままじゃしょうがない」とレギュラー白紙とも言える言葉を突き付けた。

 捕手陣の居残り練習を日暮れまで見届けた指揮官が、キッパリ言い切った。「小林がそんなにレベルが高いとは思っていない」。打率2割4厘は規定打席到達者でセ最下位。これでは正妻と認めるわけにいかない。

 坂本、菅野、田口、小林の4人が代表に選出されて以来、指揮官は「1番は勘違いしないこと」と繰り返した。具体名は挙げなくても、小林と田口を指していることは明白だ。まだ定位置が約束された立場ではない−という強いメッセージを発信した。

 ただの脅しではない。小林のライバルとして浮上しているのが、城西国際大からドラフト4位で入団した宇佐見だ。今季はイースタン・リーグで41試合に出場。「肩は良いし、良いものを持っている」と村田ヘッドコーチも期待を寄せている。

 熱い視線を浴びる宇佐見は「1軍に上がるチャンス」と泥まみれの毎日を過ごしている。座右の銘は「挑戦」。地方大学出身ならではのハングリー精神もうってつけ。この秋季キャンプがチーム内競争の発火点になれば、首脳陣の思惑通りだ。(井上学)

 

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