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【プロ野球】

誠也が侍ジャパン初打席初安打!! 積極姿勢でアピール

2016年11月8日 紙面から

シート打撃で中前打を放つ広島・鈴木誠也=QVCマリンで(出月俊成撮影)

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 野球日本代表(侍ジャパン)は7日、QVCマリンフィールドで合宿を行った。メキシコ、オランダとの強化試合(10〜13日、東京ドーム)に向けて、実戦練習が本格化。シート打撃では広島の鈴木誠也外野手(22)が「侍初打席初安打」を放ち、存在感を示した。

 鋭い視線が集まる中、快音を響かせた。鈴木がシート打撃で初安打を放ち、見守った小久保監督ら首脳陣に存在感を見せつけた。

 第1打席だ。1ストライクからの2球目。田口の外寄りの直球に食らいついた。打球は高く弾み、中堅へ。シーズン同様の勝負強い打撃でアピールし「よかったです」と小さく笑った。

 投手と対戦するのは10月29日の日本シリーズ第6戦以来。「久しぶりだったので(球が)速く見えた。これからしっかりと目を慣らしていきたい」。練習の合間には、稲葉打撃コーチや山田、大谷と野球談議に花を咲かせた。稲葉コーチには打撃や不調に陥ったときの対策などについてアドバイスを求めた。

 「1年間戦っていく中で、来年になれば攻めも厳しくなってくると思う。そういったときにどういったことを考えていたのかということと、次のシーズンに向けてどうやって取り組んできたのかというのを聞いてます」

 鈴木の積極的な姿勢を稲葉打撃コーチは絶賛した。「日の丸を背負って戦うことが今後に生きてくるという話をした。すごく向上心を持っていますし、期待できる選手。初めてのジャパンでどうしても遠慮する部分がある中で、どんどん話しかけてくれる」。進化へのどん欲な取り組みに、目を細めた。

 フリー打撃では同組で打撃ケージに入った同学年の大谷は柵越えゼロ。鈴木はバックスクリーン直撃の推定130メートル弾など、31スイングで5本の柵越えを披露した。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けた強化試合ではあるが、「まずはこの場でしっかりと結果を残したい」。侍でも背番号「51」の目がぎらついた。(井上慎也)

 

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