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談合事件 入札業者を事前協議

11月08日 12時22分

談合事件 入札業者を事前協議

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札幌市が発注した市営野球場の工事の入札をめぐり、市の元職員が入札に関する情報を事前に業者に漏らすなどして逮捕された談合事件で、元職員は入札日の1か月ほど前に業者側と入札に参加させる業者を協議して決めていたことが警察への取材でわかりました。
札幌市役所のスポーツ局に勤務していた元職員、宮越光秋容疑者(64歳)は平成25年3月、札幌市が発注した「札幌市麻生球場」のゲートの取り替え工事の指名競争入札で札幌市の建築業者の元営業課長、山崎誓治容疑者(65歳)に事前に設計金額などの情報を漏らしたなどとして警察は7日夜、2人を官製談合防止法違反の疑いで逮捕しました。
元職員は3年前に市役所を定年退職するまでの5年間にわたって工事の入札業務に携わっていましたが、調べによりますと、入札日の1か月ほど前に元職員は山崎容疑者と入札に参加させるほかの業者について話し合って決めていたことがわかりました。
問題の工事の予定価格は、およそ500万円でしたが、山崎容疑者の会社が参加した5つの業者の中で最も安い470万円で落札し、落札率は94.7%だったということです。
警察は談合が行われた詳しいいきさつを調べています。

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