人間だれしも、できれば健康に生きたいと願うものです。
自分から不健康になることを願う変わり者はなかなかいないでしょう。
しかし、普段の心がけから、健康であろうと努められている人というのはなかなか少ないです。
私も健康でありたいと願うものの、生活習慣が不規則になり、一時はブラックな労働環境に心も体もぼろぼろにされそうになりました。
なんとか復帰を果たした私が、日々で心身を健康に保つために取り入れている生活習慣をここに書きます。
残業しない
まずはこれです。
本当に残業は時間と体力の無駄です。
遅くまで会社に残って仕事したような気になるのは、あくまで気だけです。錯覚です。
夜は作業効率もがくんと落ちるのですから、さっさと帰りましょう。時間のむだです。
本当に不思議なのは「残業したほうがえらい」という謎理論を振り上げてくる人がいまだにいることですよね…
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昔の職場で定時に帰ろうとしたら「みんなが残業している中で定時に帰るのは職場の雰囲気を乱すから、もう少しがんばって残業してほしい」と上司に言われました。ハァ???ハァ????ですよ。本当。
残業ありきで仕事をすると日中の活動効率も下がります。
定時に仕事を終わらせて、さっさと帰る。これを厳守しています。
7時間以上眠る
理想は8時間、最低でも7時間以上眠るようにしています。
健康に最も大事なことは睡眠だと思っているので。
眠れない日のためにグリシンのサプリメントを用意したり、いい香りがするバスソルトを使ってお風呂に入ったりします。
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睡眠時間が短くなると、思考力、判断力が極度に低下します。ミスも増えて自分を責めがちになりますし、生活に余裕がなくなります。
何をおいても睡眠を優先しましょう。夜にしっかり眠るために、日中の昼寝はひかえめにしておくのがおすすめです。
タンパク質、鉄分を摂取する
セロトニンやドパミン、ノルアドレナリンなど、うつ状態だと欠乏する神経伝達物質を合成するために必要なもの。その大元は、たんぱく質です。
意外に聞こえますが、現代でもたんぱく質の摂取が足りない人というのは多くいます。
お菓子やごはんばかり食べている、肉や魚が嫌い、乳製品を取らない…このような食生活ですと、たんぱく質は欠乏します。髪や肌もがさがさに荒れますし、情緒不安定になります。
また貧血はうつによく似た精神状態を招くことが知られています。特に女性は毎月の月経があるので、半数以上は慢性的な鉄分不足に陥っているおそれがあります。
肉や卵、乳製品を積極的に摂取してたんぱく質を補給するほか、レバーやひじき、ホウレンソウ、しじみなどで鉄分を摂取します。サプリメントを利用するのもいいでしょう。
甘いものを食べすぎない
甘いものというのは一時的には人の気持ちを幸せにします。
しかし、急激な血糖値の変動は、食後しばらくたった人の心を、逆にとげとげしくしてしまうのです。
不安になったり、イライラしたり、小さなことが気になったり……これは甘いものを摂取して急激に血糖値が上昇した結果、血糖値を下げるホルモンのインスリンが過剰分泌された結果です。
基本的に、血糖値がガクガク上下することは、精神状態に悪影響を及ぼします。
糖尿病とうつは併発しやすいと言われていますが、ひとつは「甘いものを摂りすぎた結果血糖値の変動で精神衛生が悪化している」ことが原因と言えるでしょう。
家と職場の往復にしない
単調な生活、刺激のない日々というのは、人の気持ちを不健全に向かわせます。
私はカフェに行ったり、ジムに行ったり、映画を観に行ったりして気分転換を図っています。
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大事なのは「職場の記憶を家に持ち込まない」ことです。
別の記憶で頭を上塗りしてから家に入りましょう。
職場の緊張感をそのまま家に持ち込むと、リラックスできなくなります。
太陽光を浴びる
朝の出勤時は15分ほど歩き、日光を浴びながらゆっくりと運動することにしています。
日光を浴びることによってセロトニンの合成が促進されるほか、体に24時間のリズムを刻みつけるためです。
一日中暗い部屋で過ごしていると自律神経が不調になり、精神状態にも悪影響を及ぼします。
意識的に日光を浴びるようにしましょう。日照時間が減ってきている今の季節ならなおさらです。
日頃の習慣で心の健康は保てる
根性論ではなく、心の健康には知識が必要です。
やる気や気合だけで強い心が生まれるわけではありません。
そして、心と体はつながっています。
体にとって良い習慣を取り入れることが、穏やかで強い心を育てることにもつながります。
私は以前は体を壊すような働き方をしていましたが、一度不調をきたしたことですっかり懲りて、安全運転に切り替えました。
仕事も大事ですけれど、ほどほどに。
健康が一番大事です。