2016-11-08
ggc 騒動に関する謝罪と、考察ベースの啓蒙
謝罪
女性エンジニアの皆様、この度は ggc リポジトリにより多大な迷惑をかけてしまい、申し訳ございませんでした。
今後このようなことを起こさないよう反省するのはもちろん、二次災害が発生しないよう本記事による啓蒙も(考察という形で)行わせていただきます。
考察: インプット
- ggc 騒動については 女性エンジニアを集めてた GitHub の ggc リポジトリ で炎上してアカウント削除された話 をご覧ください。
- 文章を簡単にするため、本記事では「セクハラ=男性が女性にセクハラする」という前提を用います
考察: 何がいけなかったのか
貴重なご意見ご感想をありがとうございました。読ませていただいています。
おかげさまで「何がいけなかったのか」に対する答えもわかりました。一言で言うと「セクシャルハラスメントやろそれ」ということでした。
ggc において問題があったのは以下性質です。
- 女性ユーザの容姿を(主観的に)ランク付けした
- 「女性だから〜〜だ」「男性だから〜〜だ」のように性指定のコメントを書いていた
- これらを public なリポジトリに置いた(誰でも見ることができる。ggc に追加された女性も)
性指定や容姿に対するコメントなどは、それだけでセクシャルハラスメントと解釈されてしまう恐れのある爆弾的文章です。解釈されるかどうかは読み手の主観に委ねられるわけですが、その数が多い場合、それはもうセクハラだと認定されてしまう(便宜上「認定しきい値」と呼ぶことにします)のが世の常です。その証拠に、GitHub 運営側も認定者の一人となり、問答無用でアカウントを停止する措置を取っています(GitHub の規約にひっかかったのだと考えられます)。これはそれだけ認定が強かったことの証左に他ならないでしょう。
つまり ggc はセクハラの認定しきい値を越えてしまったがゆえに炎上しました。認定しきい値を正しく見積もれなかった私の見積もり能力、あるいはそのための知識や経験の欠如などが原因と考えています。
私は学習します。今後は認定しきい値を越えてしまわないよう、安全マージンを多めに取るという方針で日々の言動を制御する所存です。
考察: 教訓「セクハラの認定しきい値は思っているよりも低いぞ」
ggc にて行ったことは
です。これがセクハラと認定され、GitHub アカウント停止にまで至りました。
さて、皆さんは上記を見てどんな感想を抱いたでしょうか。今までの皆さんの反応を見た限り、以下に二分されていると思いました。
ここで、反対派の皆さんは注意が必要です。セクハラの認定しきい値は思っているより低いのです(だからこそ私は理由もわからないまま粛正された)。認定されてしまえば、GitHub アカウント停止のような甚大なダメージを負う可能性もあります。それほどに認定は強力な攻撃です。
反対派の皆さんにも「自分ではそのつもりがなかったのにセクハラと認定され、強力な攻撃を受けて痛手を追ってしまう」可能性があるわけです。そのことを(もちろん私含め)肝に銘じなければなりません。 はてなブックマーク に多数のコメントが寄せられているので、一度目を通すと良いでしょう。
あとは、「性に関する発信は一切行わない」という極端なスタンスを取るくらいがちょうどいいのかもしれません。下ネタや容姿に関する発言はもちろん、「女性だから能力的に〜〜」みたいなコメントも控えるべきです。ggc にもそのコメントがありましたが、その点について指摘された方も多数いらっしゃいました。
賛成派の方は呼吸するかのようにこの辺に配慮できるのでしょうが、反対派の皆さんはそうもいかない可能性があります。だからこそ、今一度意識的に自分の言動を振り返ってみるべきです。セクハラ認定されて痛手を追ってしまう前に。
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