博多駅前で道路陥没=地下鉄延伸工事が原因か−周辺で停電も、けが人なし・福岡
福岡市は同9時45分に、同区博多駅前2〜3丁目の住民に避難勧告を出し、区内の公民館に避難所を開設した。
福岡市交通局によると、現場では当時、市営地下鉄の延伸工事中だった。地下約30メートル地点を掘削機で掘っていたところ、水が噴出したため工事を中止。博多署に要請して付近を交通規制した約5分後に道路が陥没したという。同市は工事と陥没に関連があるとみて、調べている。
現場周辺では道路の陥没直後に最大約800戸が停電した。午前8時半現在、福岡空港国際線ターミナルやJR博多駅の一部など172戸が停電しており、九州電力が関連を調査している。
陥没したのは、博多駅博多口から西に約200メートルの市道で、付近は多数のビルが建つオフィス街。