多摩美文化祭で佐野氏「葬式ごっこ」…学生喪服、祭壇に「おもてな死」

2016年11月8日6時0分  スポーツ報知
  • 佐野研二郎氏

 多摩美術大(東京都世田谷区)は7日、同大学の複数の学生が白紙撤回となった2020年東京五輪・パラリンピック公式エンブレムのデザイナー、佐野研二郎教授(44)の「葬式ごっご」を行っていたと明らかにした。多摩美大は6日の文化祭で行われたことを確認しており、参加した学生から事情を聞いている。「一部は多摩美の学生であることが分かったが、事実関係を調査中」としている。

 多摩美大によると、外部から「不適切な画像がインターネットに投稿されている」との指摘を受け調べたところ、喪服姿の学生らが佐野氏の遺影を持ち、涙を拭う写真などが投稿されていた。ほかに位牌(いはい)や棺おけなどもあり、祭壇には「おもてな死」とも書かれていた。

 佐野氏は多摩美大美術学部出身で、五輪・パラリンピックの公式エンブレムを手がけたが、類似性などが指摘され、昨年9月に撤回されている。現在は美術学部統合デザイン学科教授。

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