11月8日(火)に予定されているアメリカ合衆国大統領選挙はついにあと1日。明日まさに、長きに渡る戦いに終止符が打たれます。
が……。
「大統領選、よくわかんなくねえ?」
そう思っているあなたのために、今回はスペシャルゲストとしてお勉強ラッパーでありYouTuberでもあるCo.慶応さんに登場してもらい、大統領選をわかりやすくラップで説明していただきました!
お勉強ラッパーに登場してもらった
YouTuber Co.慶応《お勉強ラッパー》
ーーお勉強ラッパーのCo.慶応さん、こんにちは
「こんにちは!」
ーー大統領選、注目されてますが!色々教えてください慶応先生!
「史上最大の嫌われ者同士の戦い、っていう意味で注目されてますよね」
ーー嫌われ者同士?
「アメリカ大統領選って、ほぼ民主党と共和党の一騎打ちになるんですよ。それ以外から出てもいいんですけど、それ以外から出る場合は、そもそも各州ごとに、出ますよ、って許可もらわないといけないので」
ーー許可もらえなかった場合は……?
「許可もらわないと、州の選挙人が最初からほぼ獲得できないっていうていで始まっちゃうんで、その2党以外から出る場合はもうほぼ、不可能に近いような制度なんですよ」
ーーえええ、じゃあその2大政党だけしか大統領なれないんですね!
「ほぼそうですね。なので、各党のまずトップとろうとするじゃないですか」
ーーたしかに。
「そこで票が割れたからあの二人になったのかな、って思いましたね」
ーーなるほど、党の中で票が分散されたと。
「だから共和党のほうもトランプさんと戦うのが一人だったら、トランプさん負けてたかもしれないですけど」
ーーなるほど。
「票が割れて結果トランプさんになったから、嫌われ者同士と言われるところにつながっていったのかなって思いますけどね」
大統領選挙ラップを作ってもらった
ーー続いて、製作していただいたラップについてお聞かせ下さい。
「そうですね〜、そもそもニュースに関連した企画、ということで新聞を極力、踏襲して作りたくて」
ーーありがとうございます!
「3段あるんですけど、1段目はラップというより、普通のニュースとして成立している文章にしたい、っていうのをこだわりました」
ーー1段目、本当に新聞みたいですね。
「そうです。もうそのまま新聞として成り立たせるように、『迫った』とか、『迎える』とか、こういった新聞のフレーズにしよう、というのを心がけて」
ーーもう新聞そのものですね!笑
「ただそれだと、韻が踏めないっていうか、全部動詞で終わるじゃないですか」
ーーラップにおける日本語の欠点ですね。
「なので、逆に2段目以降はラップに寄せていって、体言止めとかフル活用していったっていう。1段目は企画につきあって、2段目以降はもう普通のラップ」
ーーいいバランスです!
「最初からそう考えてて、2段目以降にいったらラップ好き放題やれると。で、2段目以降は全部赤文字にしてやろうかな、って考えてたんですけど」
ーーCo.慶応ラップの真骨頂ですね!
「一方でその選挙人のことを説明する、ってことを考えると、難しくてできなかったです笑」
ーー韻が踏みにくい、と?
「そうですね、いつも箇条書きみたいなラップをするときは……『僕ならいえます、徳川家康』(戦国武将ラップ)とか、固有名詞でどんどん韻をかぶせていくのはたくさん韻が踏めるんですけど」
ーー今回は説明しないといけないですもんね。
「説明系になると、ちょっと踏めなくて。結果的に多分、赤文字の量は1段目と同じぐらいになっちゃいましたね」
ーー実際やってみると、やはり難しかったと。
「そうですね。でもまあ、裏側の考えはそういうふうにやりました。こう言っちゃうとアレですけど……お勉強よりも作品へのこだわりが強いので」
ラップの中での言葉選び
ーー素晴らしいです!ラップでの説明については?
「アメリカ住んでたんで選挙人の数があるのは知ってるたですけど」
ーーえ?アメリカに住んでいたんですか?帰国子女じゃないですか!
「ですね」
ーーThe 英語ラップで帰国子女に嫉妬していたのは……?
「まぁそういう設定ですね笑」
ーーなんともいえない気分です……笑 すみません、話が脱線してしまいまして。
「大丈夫ですよ。で、カリフォルニア55人なのにワシントン3人とか、言いたいな、というので裏側に盛り込みました」
ーーなるほど。そうですね、選挙人を選ぶ、っていう間接選挙の制度を知らない人もいますよね。
「ブッシュ大統領とゴアがやったときは、一般投票ではゴアさんが多かったのにもかかわらず、陣取りゲーム的な選挙人投票制度でゴアさんが勝った、っていうのがあったんで」
ーーそういった選挙人の制度が、勝敗に影響を及ぼすと。
「そうですね、なので選挙人の話はラップの中に盛り込みたくて」
ーーわかりやすくラップしていただいてありがとうございます。それにしても、ラップから韻を踏もうとしているのが伝わってきます。270と……
「『270』と『いなくなる』ですね。これは一瞬っすね」
ーーえ?一瞬!?頭の中どうなってるんですか!!?
「いやいやそんな笑」
そんな、スマートに韻を踏むCo.慶応さんに大統領選挙をわかりやすく解説していただいた作品、【News Paper Rap】大統領選挙(ヒラリーVSトランプ)をどうぞ!
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YouTuber Co.慶応《お勉強ラッパー》
YouTubeにてお勉強ラップを毎月第2、第4 日曜日の21時に動画更新!+αは不定期♪
かつてTBS系列で放送されていた「学校へ行こう!」の人気コーナー「B-RAPハイスクール」に出演、日本史を中心に世界史、数学、音楽と様々な教科をラップにした「お勉強ラップ」で注目を集める。※放送当時は現役の慶応義塾大学生。
その後はラップからは離れていたが、2012年にラップとミュージカルを掛け合わせた「ラップミュージカル」を主宰した事をきっかけにラッパーとして約10年のブランクを経て本格的に活動を再開。
2013年はラップミュージカルメンバーの1人 JunちゃんとLive活動に専念。その後YouTubeが募集したミュージックラボに参加したことをきっかけに動画制作にも興味を持つ。
2014年はYouTubeを中心に活動。人気YouTuberバイリンガールのちかさんと英語ラップを制作した他、多くの新作お勉強ラップを制作。YouTubeチャンネルの総再生回数は800万回を突破。※2016年4月時点
スペシャルゲスト:Co.慶応《お勉強ラッパー》
お勉強ラップのCo.慶応! YouTubeチェケ!【Youtube】https://www.youtube.com/c/cokeio-rap 【LINE@】http://line.me/ti/p/@co.keio 【MAIL】cokeio.rap@gmail.com
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