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生きてえのだ

我が生涯 に 一篇 の 自由詩



目次  

宣告

現在のこと
ありのまま
あるがままを受け入れて
怖れるものは何も無いと言ておく
 
みずからの質を知ればこそ
父 母 きうだいに悪因
悪果はないのだと言ておく
 
家中構成 ぶち壊れるのは避けがたい
だからこそ知た再会の味わい
 
みずからの道を切り開く
 
そんな生き様を尻目に
流れに身を委ねるせいかつに
たゆまぬ強さを見い出すと言ておく
 
山肌を転がる石ころ 或いは
川に放たれる稚魚のように
腹をくくり
いのちを預ける それも
 
尊いのだと言ておく

PB060033

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