ありのまま
あるがままを受け入れて
怖れるものは何も無いと言っておく
みずからの質を知ればこそ
父 母 きょうだいに悪因
悪果はないのだと言っておく
家中構成 ぶち壊れるのは避けがたい
だからこそ知った再会の味わい
みずからの道を切り開く
そんな生き様を尻目に
流れに身を委ねるせいかつに
たゆまぬ強さを見い出すと言っておく
山肌を転がる石ころ 或いは
川に放たれる稚魚のように
腹をくくり
いのちを預ける それも
尊いのだと言っておく