博多駅前で道路大きく陥没 周辺では停電も

博多駅前で道路大きく陥没 周辺では停電も
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8日朝早く、福岡市博多区のJR博多駅前で、道路が複数の車線にわたって陥没しているのが見つかりました。これまでのところけが人の情報はありませんが、周辺で100戸以上停電しているということです。
福岡県警察本部によりますと、8日午前5時20分ごろから福岡市博多区の博多駅前2丁目交差点の付近で、道路が陥没しているという通報が相次いで寄せられました。
警察や消防が現場に駆けつけたところ、道路が複数の車線にわたって陥没しているのが確認され、一部では陥没の範囲が広がっていました。警察によりますと、これまでのところけが人の情報はないということですが、九州電力によりますと午前5時15分ごろから周辺で100戸以上が停電しているということです。

福岡市交通局によりますと、現場付近の地下では地下鉄を延伸する工事が行われていて、8日朝は地下でトンネルを掘る作業をしていたところ、5時ごろ水が流れ込んできたため、工事を中断していたということです。陥没した穴の規模や地下鉄の工事との関係は分かっていませんが、警察は周囲を通行止めにして道路の詳しい被害状況や原因などを調べています。

陥没した部分の周辺は立ち入りが規制され、警察は、ガス漏れが起きているおそれもあるとして、火を使わないよう呼びかけたり、ビルの中にいる人たちに避難を呼びかけたりしています。

現場近くにいた25歳の男性は「けさ6時半ごろにゴゴゴという大きな音とガシャンという音がして、音がした方向を見ると道路に大きな穴が開いていました。穴の中からは水が流れる大きな音が聞こえ、穴は次第に広がって電柱なども倒れたので怖くなって避難しました」と話していました。