2016年11月8日02時01分
名古屋市中区新栄2丁目のマンションで7月、指定暴力団神戸山口組傘下組織の幹部(64)が射殺された事件で、現場に居合わせた通報者の男性(68)が今月5日に死亡していたことが関係者への取材で分かった。病死とみられる。
男性は名古屋拘置所内で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認されたという。男性は射殺事件の前日、現場のマンションで覚醒剤を使ったとして覚醒剤取締法違反罪に問われ、懲役3年の実刑判決が確定していた。
男性は8月の公判で、幹部銃撃後の状況について「(部屋には幹部以外に)もう1人いたが『やばい』と言って逃げた」と供述。男性の弁護人は弁論で「(銃撃事件の)捜査にも協力している」と述べていた。
名古屋地検は9月、幹部を殺害したとして指定暴力団山口組弘道会系幹部ら3人を殺人罪などで起訴している。県警によると、3人は逮捕当時、黙秘や容疑を否認していた。
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朝日新聞社会部