伊藤稔、岩沢志気
2016年11月7日23時45分
仙台と金沢を直通して走る新幹線が7日、初めて運行した。通常、東北新幹線の仙台駅から北陸新幹線の金沢駅に向かう場合は、大宮駅での乗り換えが必要だ。今回はJR東日本と西日本が、北陸新幹線をPRするために特別に企画した。
午前10時36分に仙台駅を出発した新幹線には福島などからも乗客があり、ツアー客ら約800人でほぼ満席状態になった。黒部宇奈月温泉、富山などを経て午後2時40分前、金沢駅に到着した。
金沢駅では降りた約580人をミス百万石や県や市の職員らが出迎えた。宮城県から夫婦で来た男性(79)は「直通新幹線に乗ってみたかった。年寄りには楽でした」と話した。ツアー客らは様々なコースに分かれて北陸の観光地を巡り、8日夕、仙台行きの直通新幹線で金沢を発つ予定だ。JR西日本金沢支社は「定期便はいまのところ考えていないが、団体専用列車はニーズがあれば運行を検討していく」としている。(伊藤稔、岩沢志気)
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朝日新聞社会部