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運転中の操作を一部制限 運営会社仕様変更

両備バスの運転手が運転中にポケモンGOを操作している投稿動画=ユーチューブから

 スマートフォン(スマホ)向けの人気ゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」を開発、運営する米ナイアンティック社とポケモン社(東京都港区)は7日、一定の速度以上で移動中は、ゲームに必要な道具を手に入れる「ポケストップ」と呼ばれる場所での操作ができなくなるよう仕様を変更した。ポケモンGOは7月下旬の配信開始以来、自動車を運転しながらの操作に伴う交通事故が相次いでいる。今回の対策により、電車内や車の助手席に乗っている場合も含め、一定の速度以上での移動中は、ゲームの主要な操作はできなくなった。

 ポケモンGOはGPS(全地球測位システム)の位置情報機能を使い、プレーヤーが移動しながら「ポケモン」と呼ばれるキャラクターを捕獲、育成し、ポケモン同士戦わせる。名所旧跡がポケストップに指定されているケースが多く、近寄ってスマホの画面上で指を滑らせると、ゲームに必要な道具が供給される仕組みだ。電車などでの移動中に「ポケストップでの操作ができなくなった」という声が7日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで投稿されていた。

 ポケモン社によると、今回の変更は世界一斉の実施だが、制限する速度など詳細な仕様は明らかにしていない。10月にも一定の速度を超えて移動する最中はポケモンが現れないよう変更していたという。

 運転中のポケモンGOの操作を巡っては、10月26日に愛知県一宮市で運転しながら操作していた男のトラックに小学4年の男子児童がはねられて死亡した事故を受け、愛知県警が開発者側に規制を要請。また、両備バス関西カンパニー大阪支店(大阪府門真市)の運転手が観光バスを回送運転中、道路沿いのポケストップから道具を入手する様子が動画サイトに投稿されるなど問題になっていた。【大村健一/デジタル報道センター】

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