NY株一時300ドル高 FBIの方針受けて

NY株一時300ドル高 FBIの方針受けて
週明け7日のニューヨーク株式市場は、民主党のクリントン候補のメール問題で、FBI=連邦捜査局が訴追を求めない方針を明らかにしたことが、クリントン候補にとって追い風になるという見方から買い注文が広がり、ダウ平均株価は、一時300ドル以上値上がりして取り引きされています。
7日のニューヨーク株式市場は、クリントン候補のメール問題を再捜査していたFBIが、6日訴追を求めない方針を明らかにしたことが、クリントン候補にとって追い風になるという見方が広がりました。
このため共和党のトランプ候補が当選し、アメリカ経済が混乱することへの警戒感がいくぶん和らいで買い注文が広がり、ダウ平均株価は、一時先週末より300ドル以上値上がりしました。

また、金融市場で「恐怖指数」と呼ばれ、投資家の不安心理を映すとされる「VIX指数」も、先週末につけた23ポイントから急低下し、通常の範囲内とされる18から19ポイントで推移しています。

市場関係者は「トランプ候補の想定外の猛追で、投資家がリスクを避けようとしたために、ダウ平均株価は先週末まで7営業日続けて下落したが、クリントン候補が再び勢いづくという見方から買い戻しの動きがみられている」と話しています。