- 楽しいと思えることをみつけること
- 行動してみること。
人生を変えたいと思ったら、やるべきことはこの2つだけだった。
人生に疲れた、つまらない、生きるのがつらい。
そんなことを耳にすることがある。
良いことばかりの時間をすごせれば幸せかもしれないが、生きていれば嬉しいことよりも、ツラいと感じることのほうが多い気がする。
僕も昔はツラいと感じることのほうが多かった。
人間関係、借金などなど、毎日胃が痛くなる日をすごしていた。
自分なんて必要なんじゃないのか?
消えてしまったほうが、親にも迷惑をかけないんじゃないのか?
人と接していても疑心暗鬼になり、誰も信用できない日々をすごしていた。
ただどん底の毎日をすごしているなかで、いつも心底願っていたのが「楽しいと思える人生をすごしたい」だった。
こんなつらい状態から一刻でも早く逃げ出したい。
そして、ちゃんとご飯が食べれて、温かい家ですごせて、心許せる人が隣にいてくれて。
他人を心から信用しきれていないのに、他人からのぬくもりを求めているもう一人の自分がいた。
人生を変えたい
当時の僕は苦しさから逃れるために、どうにかして現状から逃れる方法を探していた。
だけどそんな方法など、すぐに見つかるわけがない。
お金がないので、できることなど限られていたし、何よりも行動を起こそうとする気力すら湧いてこなかった。
でもあるとき恩人というべき人が「君はこのままで終わってもいいのか?」と声をかけてくれた。
「楽しいと思えることを探してみよう、やってみよう」
彼はそう思い行動することで、打ち込んでいる間だけでもツラいことを忘れ、楽しくすごせるだろう?と言っていた。
最初は「そんなもの、ほんの一瞬だけのごまかしにすぎないだろ?」と反論したが、「つべこべ言う前に行動してみよう」と説得され、まずは自分が心から打ちこめるものを探すことからはじめてみた。
しかし。
さきほども書いたが、最初からそんなものが見つかるわけもなく、なんとなく手持ち無沙汰の日々をすごしていた。
探してみつかったものとは
それは小説だった。
小説を書くことは小学生の頃からはじめていたが、当時は夢中になって書いていた。
しかし高校に上がる頃にはいろんな遊びを覚えたので、しばらくは小説を書くという作業から離れていた。
ダメでもいいじゃないか。
かつて自分が夢中になったことを、もう一度だけやってみよう。
そう思い直した僕は、ダブルワークを終えた深夜、背中を丸めながらノートに文字を書いていった。
現在もそのノートは保管してあるが、とても読めたものではない。
起承転結さえばらばらで、最後のオチすらない、ただ頭のなかに浮かんだ情景をひたすらノートに落としていただけだった。
それでも夢中になっている間は、当時抱えていたツラい気持ちは安らいでいた。
かつての僕は、「そんなもの、ほんの一瞬だけのごまかしにすぎないだろ?」と考えていた。
しかし実際に行動に移してみると、少しの安らぎに救われている自分がいることに気がついた。
少しの安らぎに救われている。
そう感じた僕は、コツコツと少しの安らぎを溜めて行こうと考えた。
作家としてデビューした
コツコツと小説を書いては、いろんな出版社の新人賞に応募していた。
しかし結果はどれも落選。
甘いもんじゃない。
だけど不思議と心のなかは満たされていた。
「俺、ちゃんと行動しているじゃねーか」
そう思えることが、当時の僕にとっては合格の証だったのだ。
ただなかには拾う神もいるわけで、僕はとある東京の出版社から電子書籍専門の作家としてデビューすることが決まった。
もちろん森マサミチではなく、別の名前で。
本当は紙の本が良かったが、贅沢は言えない。
そんなことよりも他人に自分の作品が読まれる機会が増えることに喜びを感じていた。
やるべきことは2つだけ
僕はこれまで作家、ライター、そして現在はサンドアーティストと活動している。
心が蝕まれていたあのときに無理にでも行動した結果、現在はとても楽しいと思える日を多くすごせている。
気の持ちようだ。
心構えさえあれば人は変われる。
そうドヤ顔で言う人もいるが、それだけで人が変わることができれば誰も苦労はしない。
それでは救われない。
暗く冷たい地べたを這いずり回っているのと変わらない。
自分の経験ってさ、誰かの役に立てることができるかな?
いつからかそう思うようになっていた。
だから最近は「人生相談」というカテゴリをつくり、そこに経験談を書き殴っている。
それにサンドアートのことばかりでは、僕の作品はわかってもらえても中身まで触れることはできない。
知ってもらうには経験談が一番かなと思ったりもしたので。
まあこんなぽっちゃりなオッサンでも、40年いろんな経験をしてきたから、それなりにアドバイスはできると思うんだ。
だから現在、「人生を変えて生きていきたいけど、その方法がわからない」という人に僕からアドバイスできることは、自分の体験から得たこの2つ。
- 楽しいと思えることをみつけること
- 行動してみること。
誰かの人生が変わるキッカケになれば、僕の経験もムダにはならなかったってことかな。
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