さあさあ、いよいよ今年も世のメンズ達がファッションに悩まされる、冬がやってまいりました。
あ、ども、服を売らない店員さん小林です。
特にファッション初心者にとっては、冬って季節はマジで天敵ですよね。だって組み合わせが増えるんだもん。
夏ならTシャツ一枚でいけたところが、シャツ!ニット!アウター!マフラー!ああ!もうイヤン!!!!!!
そうです。今日はそんなあなたを救うために、服を売らない店員さんが立ち上がるあの伝説のシリーズ第三弾ですね。
夏シリーズと秋シリーズはこちら
だから、もう安心してください。
今日この記事を読めば、もう冬のコーデを考えるのがイヤになるどころか、考えるのが楽しくなってワクワクするようになるはずです。
クリスマス・初詣・バレンタインなどなど、特に冬の季節はこういうメンズにとって勝負となるイベントが多いですから。
今日は冬の服装で、守るべき12の法則を徹底解説します。他に何も考えることはありません。私についてきてください。
それから、最後に参考にしたいコーデたちをまとめて、具体的にその法則を見ていきます。
先に言っておきますが、この記事かなり長いです。ですので、先にブックマークしていつでも参考にできるようにしておくことをオススメします。
はい!ブックマーク!笑
まあまあ、どっちにしても読んでる途中に分かります。クソなげえなこの記事!って。笑
もう一度言います。クソ長いです。
教科書形式にして、何度も参考にできるようにしました。
それでは、いくぜっ!!!!
- 冬のメンズファッション12法則-①Vラインシルエット
- 冬のメンズファッション12法則-②パンツは細身1択!
- 冬のメンズファッション12法則-③色を拾う配色を心がける
- 冬のメンズファッション12法則-④配色はモノトーン+2色まで
- 冬のメンズファッション12法則-⑤色の明暗を使い分ける
- 冬のメンズファッション12法則-⑥同色・同系色は散らせ!
- 冬のメンズファッション12法則-⑦冬らしい色とか別にいらない
- 冬のメンズファッション12法則-⑧レイヤードを使う
- 冬のメンズファッション12法則-⑨冬コーデの組み合わせの特徴を知る
- 冬のメンズファッション12法則-⑩3つの小技を使い分ける
- 冬のメンズファッション12法則-⑪12の基本アウター
- 冬のメンズファッション12法則-⑫5パターンの基本インナー
- 12の法則を元にしたコーデ15選
- まとめ
(理屈はいいからコーデだけが見たい!という方はこちらから)
冬のメンズファッション12法則-①Vラインシルエット
まず、冬のコーデで守るべき鉄則ともいえるのがVラインのシルエット(シルエット=コーデの全体の形のこと)です。
Vラインってのはどういうものかというと、コーデを見たときに全体の形が『Vの字』の形をとっているようなコーデです。
『V』になってますよね。
上が大きく・下が小さい。これを意識してください。
なぜ、Vラインなのか?
まず、コーデを考える際にめっちゃ重要になる2大要素のひとつに、『シルエット』という要素が挙げられます。
このシルエットが美しいかどうかで、オシャレに見えるかダサく見えるかが決まってしまうといっても過言ではないくらいです。
で、そのコーデを美しく見せるためのシルエットには、基本の3シルエットという3つのシルエットがあります。
そのシルエットには、
- Vライン
- Aライン
- Iライン
があるのですが、実はとりわけ冬の服装ではほとんどの場合がイヤでも『Vライン』にせざるを得ないんです。
せざるを得ないんですよ。
なぜなら、冬って寒いですよね?
寒いとどうなりますか?
着込みますよね?
つまり、冬場は着込むので、ほぼ必ずといって良いほど上半身が大きくなります。そりゃそうだよね。
んで、さっき『冬場はVラインにする=上は大きく下は小さくする』って言いました。
これは、冬場では必然的に上が大きくなってしまうからなんですよね。
他のシルエット(Iライン / Aライン)をしようと思うと、どっちにしても上半身をコンパクトにまとめなきゃいけないわけです。
もちろん他にも方法はあるけど、8割9割このVラインで済ませるんだからぶっちゃけ他は気にしなくてもOKだよね。って感じ。
具体的にコーデをみなきゃイメージつかん!って方は、記事の後半に15の参考コーデを紹介してるのでそこで確認してね。
ちなみにシルエットに関してもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
冬のメンズファッション12法則-②パンツは細身1択!
これは、さっきのVラインシルエットの続きみたいなもんですね。
法則①では、上は大きく下は小さくと言いました。
つまり、パンツ(ズボンのこと)は絶対にある程度細くなきゃならんわけです。じゃないとVラインじゃないからね。
だから、細身のパンツ1択です。
細身のパンツの例
もちろんスキニーじゃなくても、ある程度細けりゃOK。
体型的に細身は無理っス!
という話をすると、必ず『太ももが太いから無理』だという方や『細いパンツに対して抵抗感がある』という方が出てきます。
もちろんさすがにあからさまな肥満体型の場合、スキニーは避けたほうがいいかもしれません。
でも、太もものハリが・・・とか、なんかピチピチでキモそう・・・とかいう場合はたいがい大丈夫です。
なぜなら、それはスキニーや細身のパンツの、正しいあわせ方やサイズの選び方を知らないだけだからです。
大事なのは『太もも・ひざ・すそ』の張り具合を適切にみること。
細身のパンツのあわせ方に関しては、こちらの記事で徹底解説しています。
冬のメンズファッション12法則-③色を拾う配色を心がける
ここからは配色についての法則に移ります。
3つ目の法則は、 配色の法則の中でも特に重要度の高い『色を拾う』という方法。
これは冬に限らず、春夏秋冬オールシーズン使えるし意識したほうが良い法則になります。
僕は『縦の統一感』と勝手に命名しております。笑
色を拾うってのはどういうことかというと、
例えば、
『帽子が黒ならパンツも同じ黒を使う』
『靴が白ならインナーも白にする』
という具合に、縦に離れた位置で色を拾うことを言います。
絶対守らなければならないわけではないですが、初心者だとこれを意識するだけで色使いが今の10倍以上はきれいになります。
特に冬場の場合、インナーもあってアウターもあって、マフラーも使ったり手袋をつけたり・・・と、他の季節に比べてアイテム数がめっちゃ多いですよね。
夏だったら、TシャツにGパンで終わり!ともなるのですが、冬場はどうしても着込むのでアイテムが増えます。
すると、いろんな色を使ったりしてごちゃごちゃになって、えらいことになっちゃうわけです(笑)
しかしこの縦の統一感のテクニックを活用すると、そんなごちゃごちゃした色も劇的にまとまります。
なんということでしょう。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、こちらも参考にしてください。
冬のメンズファッション12法則-④配色はモノトーン+2色まで
続いて守っておきたい法則は、モノトーン+2色の法則です。
モノトーンってのは、黒・白・グレーなどのいわゆる『無彩色』と呼ばれる色のことを指します。
少なくとも初心者であれば、絶対にモノトーン+2色以上の色を使っちゃダメ。マジでゴチャるから。
さっきの縦の統一感を使ってもまとめきれなくなります。
むしろ、モノトーンだけとか、+1色でもぜんぜんOKです。
ただ、2色以上使うとどうなっても知らんからな?というだけ。笑
特にアイテム数の増える冬場は、その分色を多く使ってしまいがちになります。
だからこそ、せめて同系色にするとか、違った種類の色を混ぜないように心がけましょう。
僕自身ほぼ+2色・多くても+3色しか使わないですし、どんだけオシャレな人でも+4色使ってる人はまあいません。
むしろ、色の数を抑えたほうが間違いなくオシャレに見えます。なおかつ大人っぽく、女の子ウケする服装になるのでぜひ守ってください。
詳しくはこちらの記事で。
冬のメンズファッション12法則-⑤色の明暗を使い分ける
服装を考える際に、オシャレな人が間違いなくと言っていいほど無意識に考えていることが、この色の明暗についてです。
明暗とは、明るい色と暗い色のことですね。
簡単に言うと、全体的に明るすぎてもなんかボヤっとした感じでまとまらないし、全体的に暗すぎてもなんだかメリハリが無い感じ。
だから、この明るさを程よいレベルに調節してやると、冬場もうまくコーデをつくりやすくなります。
例えば、なんか全体的に暗いなぁ~と思ったら、足元を白のスニーカーにしてみるとか(これを色の抜け感と言います)。
なんか全体的に明るくて、締まらん感じやなぁ~と思ったらパンツを黒にしたり、靴を黒の革靴にしてみるとか。(色の引き締め)
そんな感じで、バランスをとるのがダイジ。
もちろん全身暗くてもカッコいいコーデもありますが、正直言って難易度はだいぶ上がります。この前WEARにあげたけど、やっぱ難しかった。
こんなコーデは難しいので、明るすぎず暗すぎずなコーデを意識するのが絶対にオススメ。
明暗のバランスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
冬のメンズファッション12法則-⑥同色・同系色は散らせ!
続いても配色の話。これは法則③縦の統一感と表裏一体の話なので、サクッと軽く説明します。
縦の統一感の鉄則は『縦に離れた位置で色を合わせること』でした。ポイントは『縦に離れた』ということばです。
これはどういうことかというと、裏を返せば『隣り合った位置ではあんま色を合わせんなよ!』ってことです。
例えば、この服装。もし、トップスとパンツの間に白が無かったらなんかやばそうな気がしませんか?
そう、ネイビーのニットの下に白のインナーを重ねてますよね(※これを『レイヤード』と呼びます。詳しくは法則⑧で解説)。
これが、同色を散らせってことですね。
配色に困った場合は、この同色散らしのテクニックをあたまに入れておくだけでかなり助けられる場面が出てきます。
こちらの記事でより詳しく解説しています。
冬のメンズファッション12法則-⑦冬らしい色とか別にいらない
続いては、特に冬場のコーデを考えたときの話です。
『冬らしい色』ってどんな色だと思いますか?
基本的に色使いは、『オシャレに見せるため』という観点からすれば春夏秋冬別に変わることはないです。
もちろん秋は秋らしい色・春は春らしい色っていう風に、遊べたらいいことなのですが、
ハッキリ言ってしまうと、そんなことはオシャレに見せるためにはどうだって良いことです(やべぇ怒られそう)。
オシャレ上級者ともなれば、季節に応じた色使いとか考えだすでしょうが、それをしたからといって別に友達からオシャレだといわれるようにはなりません。
大事なのはここまで挙げてきた配色の法則を、しっかりと守ること。その方が100倍効果あると断言します。
ちなみに多少は似合う・似合わない色などもあって、それを『パーソナルカラー』といいます。パーソナルカラーについてはこちらで詳しく解説しています。
冬のメンズファッション12法則-⑧レイヤードを使う
続いては、レイヤードというテクニックについてです。
レイヤードというのは、同色を散らす話でも少し出てきた、インナーの中にさらにインナーを着るというテクニックです。
レイヤードを使うと以下のようなメリットがあります。
【レイヤードのメリット】
●コーデが綺麗にまとまって見える
●身長が高く見える
●オシャレっぽく見える
まず、レイヤードを使うことで、さっきみたいにトップスとパンツで似たトーンの色が続くときに、そこに色を差し込むことができます。
またここで、さっきも話した『法則③縦の統一感』や『法則⑤明暗のバランス』などの調節ができるわけですね。
この場合なら、白のキャップの色を拾っています。
また、レイヤードをすることで腰の位置がぼやけて、身長を高く見せたり足を長く見せたりスタイルをよく見せる効果もあります。
色もまとまるし、スタイルもよくなるっちゅーことですね。
レイヤードの注意点
ただし、このレイヤードを使う際、難しいのが幅の問題ですよね。どれくらい出してやればいいのか?って問題です。
これは別に決まりがあるわけではないのですが、大体5cm以内くらいに抑えておくのがコツです。
出しすぎるとだらしなくなって、清潔感が失われるので注意してくださいね。
レイヤードに関してはもっと具体的な注意点やコツがあるのですが、これはここで話すとかなり長くなってしまうので割愛します。
メルマガやLINE@ではレイヤードのコツを全てまとめたファイルをプレゼントしたりしているので、気になる方はぜひ登録してみてください。
冬のメンズファッション12法則-⑨冬コーデの組み合わせの特徴を知る
続いての法則は『冬のコーデの特徴を知ること』です。法則というか、コツに近いですけどね。
冬場の服装は夏場とは違い、かなり複雑です。まあ夏場はシンプルすぎて困る人が増えるんだけど。
ここでは、冬場の服装の王道の組み合わせ・パターンを紹介しておきます。まずはそのパターンを『知る』ことが大事。
知らなかったら何もできないですからね。
ちなみにここではこれまでの法則にしたがって、パンツを細身のパンツで固定しています。そのほかの組み合わせで質問があれば、LINE@などでご質問ください。
パターン① ショート丈アウターを使う場合
まずはベーシックな形のショート×ショートのパターン。
注意すべき点は、インナーとアウターの丈の長さのバランスです。これめっちゃ重要なので覚えておいてください。
後ろから見たとき、インナーが出るのか・隠れるのか。それによって、色の使い方も変わってきますよね。
どっちが良いとか悪いとかではないので、そこは注意してくださいね。
ちなみにインナーのほうがアウターより丈の場合、困ったらアウターから見える幅は大体5cm前後を目安にすると分かりやすいと思います。
パターン②ロング丈アウターを使う場合
ロング丈のアウターを使う場合、注意すべき点は以下の2点です。
- インナーの丈の長さ
- アウターの丈の長さ
1.インナーの丈は少し長めに設定
まず①インナーの丈の長さですが、これは何を注意すべきかというと『短すぎるとダメ』だということです。
服装を考えるとき、トップスもパンツも含めて『丈の長さ』のバランスが非常に重要なポイントの一つになります。
ちなみにパターン①の最後にも、見える幅は5cm程度が目安だという話をしましたが、これも丈の長さのバランスを取るためです。
つまり、アウターが長いのにインナーが短すぎると、なんだかバランスの悪いへんてこな感じになってしまうんですね。
だから、ロングアウターを使うならインナーも少しだけ長め。これを意識してください(レイヤードを使う手もあります)。
2.アウターの丈はひざ上くらいが鉄板
続いて②アウターの丈の長さについてですが、アウターの丈はひざ上くらいの長さが鉄板だと覚えておいてください。
ひざが隠れるほどの長さのアウターは、個人的には結構好きなんですけど難易度は高いのでオススメしません。
また、逆にロングへの苦手意識からおしりの半分くらいしか隠れないような、中途半端な長さもかえって難易度を上げます。
ロング丈は、迷ったらひざ上。これが鉄則です。
パターン③レイヤードを使う場合
3つめのパターンは少し複雑で、レイヤードを使う場合のパターンについてです。
さっきから何回も大事だと言ってるのが、丈の長さのバランスって話でしたよね。
レイヤードを使うと、この丈の長さのバランスを意識しなければならない部分が、増えます。
アウターとインナーの丈のバランスだけ考えればよかったのが、さらにレイヤードさせた部分とのバランスも考えなきゃならない。
↓↓レイヤードを使うと・・・
特にショート丈とあわせる場合、三段も意識しなければならないのでなおさらややこしいですよね。
ですので、レイヤードさせるときはこの2つのやり方をオススメします。
- ロングアウターで隠す
- 2段で終わらせる
1.ロングアウターで隠す
これが一番簡単なやり方です。
後ろから3段見えると丈のバランスをとるのが難しくなるので、いっそのことロング丈を着て全部隠しちゃうってやり方。
前から見たときは綺麗な配色階層になるし、後ろからみてもすっきりするのでこれがおすすめ。
2.2段で終わらせる
2段で終わらせるとはどういうことかというと、後ろから見たときにほぼ2段以上見えないようにするということです。
レイヤードしてるんだけど、後ろから見えるのはほぼ2段だけってパターンですね。これで3段見えたときのゴチャゴチャを回避できます。
あるいは、別にレイヤードをしなくてもよかったりもします。
基本的にはこの3つのパターンを意識すべし
他にも例外はありますが、基本的には今紹介した3つのパターンが冬のコーデの全パターンになります。
冬のコーデを考える際には、この3つのトップスの組み合わせパターンから、どれにするかを選ぶようにしてみてください。
冬のメンズファッション12法則-⑩3つの小技を使い分ける
続いては、冬に特有な小物・小技の使い方についてです。
小物も小技もいろいろありますが、特に冬にフル活用できるものを3つご紹介します。
その3つの小技とは、
- マフラー・スヌード
- 手袋(グローブ)
- ソックス
この3つです。
1.マフラー・スヌードを活用
冬場、めちゃくちゃ便利で使えるのがこのマフラーとスヌード。これほんとに使えるのでぜひとも使いこなして欲しいです。
ちなみにスヌードってのは、マフラーと違ってまるく繋がってるやつのことね。ねじってつけます。
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特にオススメなのは、マフラーよりもスヌードです。シンプルに使いやすいし、何よりもボリュームがあるのがポイント。
スヌードにはこんなメリットもあります。
●Vラインシルエットを強調できる
●色でバランスをとるのに使える
●小顔効果もある
Vラインの話は最初にしましたが、ある程度ボリュームのあるスヌードを使うことによって上半身にボリュームを足すことができます。
つまり、Vラインの特徴をより強調できるってわけ。
また、色を拾ったりすることで、全体的に色のまとまりを持たせたりもできます。
あとなんで小顔効果があるかというと、
これは顔の周りにボリュームのあるマフラーやスヌードがあることで、比較して顔が小さく錯覚されるからですね(コントラストの原理みたいなもんです)。
ってな感じで、メリット盛りだくさん。
冬しか使えないし、しかもあったかいし、これはフル活用していく以外にないと思います。
2.手袋(グローブ)を使う
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これはマフラーやスヌードほどたくさんメリットがあるってわけでもないのですが、シンプルに使いますよね。寒いし。笑
使えるポイントとしては、色ですかね。
他のアイテムの色を拾ってあげるために使ったり、あるいは赤などにして差し色として使ってみたり。
ただ新しく買う場合は、どんなコーデでも合うように黒やネイビーなどを色を選んでおくのがオススメです。
3.ソックスの色・柄を活用
最後は靴下についてです。これも使い方的には②の手袋と同じで、色や柄などで工夫するのが大きなポイントですね。
例えば、黒のスキニーに黒の革靴持ってくる場合。
このとき、色を散らしたかったり、明るい色をはさみたいなら靴下の色を活用します。パンツを軽くロールアップしてチラ見せしましょう。
パンツ・チラ見せとか、なんかエロいな
あるいは全体的にシンプルすぎて寂しいなら、差し色で赤を入れたり、柄を入れたりして遊びを入れる。
靴下はいろいろと幅広く使えるので、ぜひ頭に入れておいてください。
冬のメンズファッション12法則-⑪12の基本アウター
ここからは、具体的なアイテムの種類の話に移ります。
冬場のアウターといっても、たくさんあってどれを選べばいいのか分からないですよね。
ですので、ここではこれだけ抑えればOKなスタンダードなアウター全12パターンを、全て紹介していこうと思います。
細かく分けてるとキリがないので、かなりおおざっぱに紹介しますが、基本的にはここで紹介しているアウターを知ってれば大丈夫。
その中で特にオススメなもの紹介します。
1.ライダースジャケット
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着こなし難易度★★★
オススメ度★★★★
ライダースは男らしさを演出できるのがポイントですね。
ライダースにはシングルとダブルの2種類があって、見分け方は襟に注目。襟があって大きく開いているのがいわゆるダブルライダースです。
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ちなみに、ダブルライダースの着こなしはシングルよりも圧倒的に難しいので、初心者は襟の無いシングルライダースを選ぶのをオススメします。
2.Gジャン
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着こなし難易度★★
オススメ度★★★★★
Gジャンは割と見慣れていて初心者でも手が出しやすく、なおかつ使いやすいのでかなりオススメです。
真冬はこれ一枚だと少し寒いですが、実はGジャンはインナーとして使うこともできたりします。
デニムオンデニムになる場合だけ、少し気をつけましょう。
3.Pコート
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着こなし難易度★★★
オススメ度★★
冬服の超定番・Pコート。定番なのですが、定番すぎるがゆえに逆に着こなしが難しくなったりもします。
普通に着ても普通になってしまうので、使う際はコーデに工夫を入れるようにするのがポイント。
4.ダッフルコート
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着こなし難易度★★★★
オススメ度★
こちらも冬服の定番・ダッフルコートですが、これもPコートと同じく意外にも着こなしは難しいです。
デザイン上、子供っぽく見えてしまいがちなのが難しいところですね。もし選ぶなら、丈の長いロングダッフルのほうがオススメ。
5.チェスターコート
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着こなし難易度★★
オススメ度★★★★★
ここ数年で冬服の定番になりつつある、チェスターコート。
個人的には、初心者はまずこのチェスターコートに挑戦してみるのがオススメだと思います。
ロング丈に抵抗がある・・・という方も今まで何人も見てきましたが、実は思うほどロング丈はハードル高くないです。
マジで。ほんとに。
6.ステンカラーコート
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着こなし難易度★★★
オススメ度★★★★
ロングアウターつながりで、次はステンカラーコート。
ステンカラーの”カラー”は襟のことです。色のことじゃないよ。
慣れてないとサラリーマン感が出てしまいがちなので、チェスターよりは難易度高いですがこちらもオススメ。
7.トレンチコート
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着こなし難易度★★★★
オススメ度★★★
さらにロングアウターつながりで、トレンチコートです。個人的にはすごく好き。
ですが、チェスターやステンカラーよりもさらに少し難易度は上がります。そう、サラリーマンのイメージが強いからですね。
うまく着崩せるなら、オススメなアイテムです。
8.スタジャン
着こなし難易度★★
オススメ度★★★
スタジャンは割と、初心者でも手を出しやすいイメージのあるアウターなのではないでしょうか。
だから選びがちなのですが、Pコートやダッフル同様初心者が選びがちなアイテムはかえって難しいことが多いんですね。
スタジャンの場合、子どもっぽく見えがちなアウターです。特にワッペンのついているものなんかはなおさらですね。
子供っぽくなり過ぎないように、注意しながらコーデしましょう。
9.MA-1
http://i1.wp.com/clubd.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/07/471.jpg?resize=320%2C385
着こなし難易度★★
オススメ度★★★★
ここ数年で一番流行ったといっても過言でないのが、このMA-1です。
ショート丈アウターなら、Gジャンと並んでオススメできるアイテムですね。
ラフさの強いアイテムなので、きれい目なアイテムとあわせて上品にまとめてやるとうまくコーディネートできます。
10.コーチジャケット
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着こなし難易度★★★
オススメ度★★★
MA-1が他とかぶるからイヤだ!というあなたは、このコーチジャケットはどうでしょう。
MA-1と違って袖やすそがリブ(キュッとしまってるやつね)になっていなくて、襟がついているのが特徴です。
ただそんなに防寒性の高いものはあまりないので、真冬はちょっと厳しいかも。
11.ダウンジャケット
着こなし難易度★★★★★
オススメ度★★
真冬になったらどうしても欲しくなるのが、ダウンですね。もうね、とにかくあったかい。笑
ですがその分、シルエットがきれいに見せにくかったりと、オシャレに着こなすのは結構難易度高め。
どうしてもオシャレをしていきたい日には、避けておくのが無難かもしれませんね。
12.モッズコート
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着こなし難易度★★★★
オススメ度★★★
ラストはロング丈のモッズコート。カーキでワイルドな印象が特徴的ですね。
もともと軍服がモデルだということもあってラフさが強いので、こちらもきれい目なアイテムで合わせてやるとうまくコーデしやすいです。
冬のメンズファッション12法則-⑫5パターンの基本インナー
ふぅ~~~~~~。
長かった12の法則も最後の法則になりました。てか、なんか後半はあんま法則って感じでもなかったけどね。まあいいや(笑)
最後はインナーのバリエーションについてです。
先ほど12種類のアウターを紹介しましたが、もちろんアウターに種類があればインナーにも種類があります。
ちなみにパンツは細身のパンツを想定しているので、あえてこの記事では詳しく触れないでおきます。
ってことで、冬場におさえておきたいインナー全5種類を一挙紹介していきましょう。
1.ニット
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まず冬の定番のインナーといえば、ニットですね。
ニットといっても、ケーブルやワッフルなどいろいろありますが、ここでは全部まとめてニットにします。
ニットの中にシャツを着たりして、レイヤードさせたりもできますね。ハイネックやタートルネックのカットソーを中に入れるのもOK。
一枚持っておいて損をすることは無いです。
2.スウェット
http://www.tigersbro-online.com/data/tigersbro/product/20150125_559a25.jpg
ニットと並んで冬の定番インナーなのが、スウェットですね。
ニットに比べて動きやすいのが特徴。個人的にはニットよりもスウェットのほうが好きかもしれません。
スウェットというとボトムスをイメージしてしまいがちですが、アパレルでは『スウェット』という場合トップスを差すことが多いです。
パンツの場合は『スウェットパンツ』と言うことが多いですからね。
3.シャツ
続いてはシャツです。
真冬の場合はニットやスウェットの中に重ねて着る、冬に差し掛かる頃や少し春に近づいてきた頃にはインナーとして一枚で使えますね。
ポイントとしては、クリーンで清潔感のあるイメージを与えること。
特にMA-1やライダースなどラフさの強いアイテムに使ってやると、うまくバランスをとってくれますね。
4.パーカー
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初心者から幅広く好んで使われるのがこのパーカー。
ただしパーカーは少し間違えると子どもっぽいイメージや、部屋着っぽいイメージになってしまうので注意が必要。
少し工夫が必要になるアイテムです。
5.タートルネック(モックネック)
タートルネックのニット
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モックネックのカットソー
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これをここで分類するかどうかは迷ったんですけど、もうややこしいんでここでまとめてしまいました(笑)
タートルネックは首まであるタイプで、折り返すのが特徴です。
モックネックはタートルネックとは違って折り返さないやつ。似ていますがハイネックってのも近いです。まあ細かい定義はどっちでもいいのですが。
ただしこの5番だけ、他とはちょっと違います。
というのも、タートルネックのニット・タートルネックのスウェット、などというように生地の話ではなくて首の形の話だからです。
ここではどんなタイプのインナーがあるのか?というのを紹介したかったので、便宜上こんな風に分けることにしました。
⑪と⑫の組み合わせで考える
以上の5パターンがインナーの基本的なパターンです。
基本的には、⑪で紹介した12のアウター、そして⑫で紹介した5パターンのインナーとの組み合わせで服を考えていくことになります。
あとは多少の丈の長さと、色使いの問題だけですね。
パンツは細身で固定してるんだから、後はもうこれくらいしか意識するとこないんですよ。ね、簡単でしょ?
12の法則を元にしたコーデ15選
ではここから、これまで紹介してきた12の法則を元に、実際のコーデに照らし合わせてみましょう。
さて、一度ここまで紹介してきた12の法則をおさらい。
冬コーデ12の法則
- Vラインシルエット
- パンツは細身1択!
- 色を拾う配色を心がける
- 配色はモノトーン+2色まで
- 色の明暗を使い分ける
- 同色・同系色は散らせ!
- 冬らしい色とか別にいらない
- レイヤードを使う
- 冬コーデの組み合わせの特徴を知る
- 3つの小技を使い分ける
- 12のアウター
- 5のインナー
この12の法則を頭に入れながら、ぜひコーデを観察してみてください。
今までみたいになんとなく服装を観察するより、はるかにたくさんの気づきを得られるようになっているはずですよ。
参考にしたい冬コーデ①
まずは一番ベーシックなコーデから。冬でも真冬ではなく、まだ少し暖かさの残る季節くらいにやりたいコーデですね。
12法則の中でもたくさんの法則が詰まったコーデ。
参考にしたい冬コーデ②
続いてもMA-1を使ったコーデ。
これはとくに、法則③の色を拾う配色に注目したいです。
赤のスヌードに赤のソックスで色を拾いつつ、これは法則⑩の3つの小技も使っていますね。
あるいは靴下を白にして、法則⑤の色の明暗のバランスをとりに行くのもアリですね。
参考にしたい冬コーデ③
続いては少し大人っぽいコーデ。チェスターコートですね。
インナーのニットは⑫の最後に出てきた、タートルネック。
ちなみに深緑の色は知性の象徴とも言われる色なので、知的で大人っぽく見せたい方にはぜひともオススメしたいコーデ。
参考にしたい冬コーデ④
チェスターコートをカジュアルに着崩したい場合は、こんな感じに。
キャップを使ってやると、かっちり見えるチェスターコートもナチュラルな感じに着崩すことができます。
参考にしたい冬コーデ⑤
こちらはアウターなしのパターンのコーデですね。法則⑩のスヌードがめちゃめちゃ効いているのが分かるでしょうか?
シルエットも整えてくれ、パンツの色を拾うことで法則③の効果も引き出しています。
また、グレーのニットからチラッと白いシャツが見えていますね。これが法則⑪のレイヤードのテクニックです。
靴の白を拾うことで法則③の効果、さらに法則⑤の色の明暗のバランスを整えるのにも役立っています。
参考にしたい冬コーデ⑥
僕のコーデで恐縮ですが、ライダースを使ったコーデ。
このパンツはジョガーパンツというパンツで、一見細そうに見えて太ももの部分には結構なゆとりがあります。
ちなみに靴下の白が見えると思いますが、これは法則⑤の色の明暗のバランスのためにあえて白を入れています。
参考にしたい冬コーデ⑦
スキニーデニムにPコートを合わせて、パーカーで着崩しています。
Pコートをこんな風にかっこよく着こなすのは意外にも難しいので、ぜひ参考にしておきたいコーデです。
参考にしたい冬コーデ⑧
12のアウターで紹介した中のひとつ、モッズコートを使ったコーデですね。
インナーはタートルネックで、よく見るとグレーのカットソー(Tシャツのこと)をレイヤードさせているのが分かります。
全体的にシンプルですが、足元の赤が視線を集めることでこなれた感じのするコーデになっています。
参考にしたい冬コーデ⑨
トレンチコートを使ったどシンプルなコーデです。
基本に忠実なコーデなので、ぜひ12の法則と照らし合わせながら参考にしてください。
参考にしたい冬コーデ⑩
ステンカラーコートに大き目のストールを巻いて、Vラインシルエットを強調していますね。
よくみると、インナーにはGジャンを使っています。Gジャンはこんな風にインナーとしても使えるので便利ですね。
参考にしたい冬コーデ⑪
これは3色使ってますけど、きれいにまとまったコーデですね。
ボリュームのあるスヌードがVラインを強調、そしてデニムシャツの下に白のカットソーをレイヤードさせています。
参考にしたい冬コーデ⑫
チェスターコートをキャップでカジュアルに着こなしたコーデ。
グリーンの上品な感じのコートを、その上品さを損なわない具合にうまく着崩しているオシャレなコーデです。
参考にしたい冬コーデ⑬
法則⑧のレイヤードですね。
特にこのコーデは、襟なしのMA-1にタートルネックのカットソーをあわせた少し変形パターンです。
『首ーすそー靴下』と3箇所で白を拾っているのが分かりますね。
参考にしたい冬コーデ⑭
レイヤードが3段になるパターンですね。とくに後ろから見たときの丈の長さに気をつけてください。
ダメージデニムを、白のスニーカーできれいに中和するようなイメージです。
参考にしたい冬コーデ⑮
チェスターコートとパーカーで作る、モノトーンコーデ。
法則⑤の色の明暗のバランスに注目しましょう。レイヤードさせた白のカットソーが大きな役割を果たしていることに気がつきますね。
モノトーンのみなので、初心者でもまねしやすいかと思います。
まとめ
冬コーデは特にアイテム数が増えるので、ごちゃっとしがちになります。
だからこそ、12の法則を意識しながら色やシルエットをうまくまとめていくことで、全体的にグッとまとまりのあるコーデを実現することができます。
1記事に全てをまとめるのは難しいので、ここでは話しきれなかった話ももちろんあります。
ですが、基本的にはここで書いた12の法則を忠実に守りさえすれば、間違いなく今よりはるかにきれいなコーデを実現できます。
初心者で何からどうすればいいか分からない・・・という方は、まずはこの記事の通りに守りさえすれば劇的に失敗は減るはず。
ぜひとも、今年の冬はこれで乗り切ってください!
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