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あすなろLIFE

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株式投資で初心者が勝つための方法はあるのか?

お金・資産形成・節約

株式投資

私の株式投資歴は、だいたい5年程度なのですが、勝つときも、負けるときもあります。勝って利益が出れば喜ばしいことですが、買った株が暴落して含み損を抱えているときには、夜も寝付けず、つらい思いをすることもあります。株をスタートしたときには負けてばかりでしたので、この5年のトータル利益ではまだマイナスかもしれません。

しかし今年に入り、徐々に少ないながらも利益が残るようになってきました。正確には負けにくくなってきたようなイメージでしょうか。特に、会社を辞めた8月からは、単月では利益を残せるようになったと実感しています。

株式利益

私はSBI証券を使っていますが、7月末に会社を辞めて、8月〜10月までの株式の利益はこんな感じです。3ヶ月で69万円ほどなので、毎月20万円強です。株で生活している人からすれば笑われるような利益ですが、毎月の家計費くらいにはなっていて助かっています。「株で絶対に勝つ方法」などないですし、もしあったら怪しさ満点ですが、できるだけ負けにくくしてトータルで利益が残りやすくする方法というのは存在すると考えています。

そうすると「勝たなくては意味がないじゃないか!」と思うかもしれませんが、凄腕トレーダーの方々の収支などを眺めていると、常に勝っているわけではありません。そこでよく彼らを観察してみると、負ける時の金額がそこまで大きくないのです。初心者で、株式投資で失敗する人は、負ける時の金額が大きすぎるという特徴があります。勝つとき以上に負けてしまうのです。そこで今日は負けにくい売買方法について書いてみます。

証券会社のレーティングを参考にする

よく機関投資家と言いますが、証券会社などがレーディングというのを発表することがあります。例えば、トヨタ自動車の2016年11月現在、株価は5800円くらいですが、各証券会社の格付けは、6000円〜高いところだと7000円くらいで発表されています。

ただしこれはあくまで証券会社の”見立て”に過ぎませんので、必ずそうなるということではありません。機関投資家のレーティングは、作為的な数値だったりすることもあるからです。新興企業などで、初めてレーティングが付けられた時に、現在の株価が1000円くらいなのに、各社5000円などど格付けされる場合があります。こういう場合は、市場でも買いが一斉に集まりますので、それに乗じて儲ける方もいます。あくまで参考ではありますが、機関投資家のレーティング発表を参考にするのも一つの方法だと思います。

暴落時だけ買う

よく株式投資で、負けた時のパターンとして、上がった時に買ってしまうことが多々あります。通称、ジャンピング・キャッチと言いますが、一番高いところで買ってしまうことからこう呼びます。またちょっと下がって値ごろ感が出たので、買ったらどんどんさがることもあります。上がって買ったらジャンピング・キャッチになってしまうし、下がったところで買ったらどんどん下降していく。じゃあ、どうすれば良いのかと考えた時に私の場合は、暴落時だけ買うスタンスに変更しました。

例えば、新興株などで1500円だった株価が2500円まで上がり、その後暴落して1800円くらいまで下がった時に初めて買うという方法です。すると下値は1500円〜1600円が元値なので、よっぽどのことがない限りはそこまで下がりませんし、下がったとしてもその時点でまた買いが入ると考えられます。すると大負けはないだろうという予測が立ちます。わたしもこの方法で何度か勝てたことがあります。

もっと大きな視点で言うと、”相場全体の大暴落時”に買う方法です。昨年の8月のチャイナショック、今年2月の日銀マイナス金利導入、今年6月のイギリスのEU離脱発表時は、相場全体が大暴落しましたが、その直後に買った人たちは大儲けしています。(アメリカは除きますが)一国の経済ショックが世界経済に与える影響はそこまで長期化しないと考えると、暴落時のみ買うという手法は一定のリターンが期待できるかもしれません。

株価

買い銘柄の分散

だいぶ昔、NHKで凄腕トレーダーの方を取材した番組がありました。その方の買い方はルールが明確でした。そのトレーダーは、一度に6銘柄〜8銘柄くらいを購入します。そして買う金額はすべて同額にします。そうすると、そのうち1銘柄や2銘柄の株価が下がってしまっても、残りの5、6銘柄が堅調に上げれば、トータルでは利益が出るという方法でした。しかし、この投資方法の難しさは、当てる確率が高くないといけないということです。つまり6銘柄買って、3銘柄下がったりしたら、トータルでマイナスになる可能性があります。したがって、けっこう上級者向きかなと思うのですが、こういう方法もあると思います。

買い値の分散

私は最終的には、ここに行き着いています。上がる株を複数当てることは難しくても、いろいろ情報収集したり、研究して、1銘柄だけ上がる銘柄を見つけ出すことはなんとかできるようになりました。例えば、1500円の株価が、2〜3ヶ月以内には1700円くらいまでは上がるかな、といったレベルではありますが。

その時の最大の問題は、1500円で買っても、一時的に1450円に下がるということはよくあります。しかし私の場合は、中期的には上がると分かっていたら、その時にまた買い増すのです。下がったら、1450円で買って、次に1400円で買って、最後は1350円で買うことになるかもしれません。そうすると4株(1500円、1450円、1400円、1350円)で買っていますが、一株あたりの平均単価は1425円になります。最終的に株価が元の1500円まで上がれば、十分利益がでます。まあ実際はここまで単純ではないのですが、買値を分散して、トータルで平均買い付け単価を下げる手法は、経験からも有効だと考えています。

まとめ(株で得られること)

最終的には、複数の手法を組み合わせるのが一番強くなります。つまり銘柄も複数買って、買値も分散し、時には証券会社のレーティングも参考にするなど、これ以外にも王道の投資方法や自分の経験などを組み合わせていくとと、最終的に負けにくくなります。

ただし株式投資は、負けている人の方が多いのが現実です。もしあなたが、ちょっとお小遣いが欲しいだけなら株式投資はリスクが大きすぎると思いますのでやめたほうがいいでしょう。勝つには、投資法だけでなく、メンタル的なもの、資金的なものも必要になってきます。

私の場合は、企業のIRや決算情報に目を通して会計的な知識が身についたり、分析することが純粋に楽しい面があります。また日経平均やダウなどの指標や、各国の経済政策を見たりして、経済全体の流れが把握できるなど勉強になるので続けている側面が強いと思います。そういった株式投資のプラスの面を評価して、負けても勉強代だと考えられるなら、少額でチャレンジするのは楽しいと思います。

ペリカン

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