最近話題の「欅坂46」の衣装問題。
ことの発端は10月22日に開催されたハロウィンイベント。
このときのライブにて、欅坂46が上記写真の衣装で登場したという。
これが「ナチスドイツの軍服に似ている」とメディアに取り上げられ大きな話題となり、いつの間にか日本を飛び越え海外メディアでも報道され、ついにはナチスから迫害を受けていたユダヤ人の団体から抗議が来るなど、立派な国際問題に発展してしまった。
ちなみに、この衣装問題のネットニュースで、よく見かける上記写真の二人は、左が今泉佑唯(いまいずみ・ゆい)、右が上村莉菜(うえむら・りな)。どちらも私の推しである。
そんなナチスに似ていると話題のこの衣装。
本当にナチスが元ネタなんだろうか?
私は見ていて不思議に思い、あるものに似ていることに気づき、それこそが元ネタではないか?と思ったので、ここにその説を唱えてみたいと思う。
ネットでナチスの軍服を調べてみると、下のような画像が出てくる。
似てるか?
正直そう思った。
二枚目のイラストにあるコートには似ていなくもないが、それはそもそもコートだから共通していて当たり前の点だ。これが似てるんだったら全部アウトだろう。
あとは、帽子のツバ(ブリム)的なところにある鳥のようなマークは似ているかもしれない程度。
そんなことを思っていた中、私はある存在を思い出した。
「帝都物語」の加藤保憲である。
荒俣宏の小説が原作の映画「帝都物語」。
この作品に登場する、嶋田久作さんが演じる悪役・加藤保憲。
「魔人」とまで呼ばれるこの加藤保憲。演じた嶋田久作さんの強烈かつ圧倒的な存在感は最早伝説の域であり、今でも彼の代表作である。
そんな加藤保憲の服装に注目してみよう。
いかがだろうか?
こちらの方が圧倒的に似ているのではないかと思う。
ではなぜ「帝都物語」の加藤保憲が元ネタと思ったか。
先述の通り、映画で加藤保憲を演じたのは俳優の嶋田久作さんである。
実はこの嶋田久作さん、欅坂46とはめちゃくちゃ縁がある人なのである。
今年の7月~10月にかけて放送された、欅坂46のメンバーが総出演する連続TVドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』に出演されているのである。
しかも、欅坂46に次ぐメインキャスト。タイトルにある「徳山大五郎」を演じているのだから当然だ。
さらに、欅坂46のバラエティー番組『欅って、書けない?』にて、スタッフが依頼したアンケートにも懇切丁寧に答えてくれるほど。
ドラマの現場で欅坂46を支えてくれた良きお方なのである。
もっと言うならば、欅坂46どころかその姉貴分である乃木坂46のニューシングル『サヨナラの意味』のミュージックビデオにも出演し、こちらには『帝都物語』のパロディがふんだんに盛り込まれている。
つまり、今回の衣装はドラマで共演した嶋田久作さんの代表作『帝都物語』をモチーフにしたものではないのかと思ったのだ。
現代で『帝都物語』がどの程度有名なのかは分からないが、「分かる人には分かるネタ」として盛り込んだ可能性は極めて高いのではないかと思う。
乃木坂46をはじめ、46グループはこのような細かい演出を好む。
実際、この衣装を手掛けたデザイナーも、今回の件について少しだけだが言及していた。
「衣装がナチスっぽいとネットがザワついていますが、大丈夫でしょうか?」とのファンからの指摘に対し「デザインソースは全然違うところなのですが…」と、ナチスをモチーフにしたものではないことを明かし
と、やはりソースがあったこと、そしてそれはナチスではないことを明かしている。
今回の件は国際問題にまで発展し、非常にややこしくなってしまった。
今回の説はあくまで筆者の想像にすぎないが、可能性は高いのではないかと思っている。
そのためYahoo!ニュースのコメントなどでも「元ネタは加藤保憲だと思う」的なコメントをして、なんとか「欅坂46=ナチス」のイメージを無くそうと勝手に努力中だ。
もちろん、何が元ネタなのかは定かではないが、ナチスではないのはたしかのよう。
似ていると思われてしまった以上、これは謝罪するしかないのだが、あまり「欅坂46=ナチス」というようにならないことを願いたい。