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【プロ野球】

4番は中田か筒香 小久保監督が明言

2016年11月7日 紙面から

大粒の汗をかき素振りする日本ハム・中田(棚橋慶太撮影)

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 むしろ他に候補がいるのか、と言わんばかりだった。小久保監督が「4番は中田か筒香」と明言。「ずっと球界を引っ張ってきた。両方とも(今季の)打点王だし、筒香は本塁打王でもある。どちらが4番になってもふさわしい選手」と明確な理由を続けた。

 その2人が4番争いに火花を散らす…ではなかった。中田は「代表の中ではまだまだ。4番を打つ実力がない」と謙遜しきり。「送りバントのサインが出ないとも限らない。あまりしたことがないし、プレッシャーがかかるので練習したい」。まさかの送りバント練習宣言まで飛び出した。

 筒香の口からも威勢のいい言葉は出ない。「4番にこだわりはない。周りはすごい選手ばかり。後ろにつなげるバッティングができれば…」。共通するのは、チームの勝利を優先する姿勢。日の丸を付けて戦う以上、抱く思いは同じだった。

 中田は、小久保監督就任当初から4番を務めてきた。昨秋のプレミア12では予選ラウンド5試合で西武の中村が4番に座り、5番に筒香、6番に中田の並び。準々決勝以降は1つずつ繰り上がり、筒香が3試合で4番を張った。

 実績、能力とも申し分ない左右の大砲。指揮官は「ポイントは筒香の後ろ。得点が絡むところでキーになる。プレミアでは中田がいて得点が増えていた」と分析した。得点能力が高まるオーダーはどの並びか。4試合通して試行錯誤する。(小林孝一郎)

 

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