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【グランパス】

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 名古屋グランパスは6日、ボスコ・ジュロブスキー監督(54)と元日本代表DF田中マルクス闘莉王(35)に対し、来季契約を結ばないことを告げた。2人は愛知県豊田市の豊田スタジアムで佐々木真一副会長(68)と面談。闘莉王にはアドバイザー就任を打診した。しかし闘莉王はこれを引退勧告と受け止め、「またか。2度も苦しませてくれるのか」と悲痛な思いを激白した。また、来季新監督にフランス人と交渉していることが明らかになった。 トヨタ自動車相談役を務める佐々木副会長との約45分間の面談を終え、でてきた闘莉王の表情は悲嘆の色に暮れていた。「またか。2度も苦しませてくれるのか、と」。昨年も小倉GM兼監督から戦力外通告同然の減額オファーを受け、涙で帰郷した。それでも8月に電撃復帰し、J1残留のために7試合ですべてを出し尽くした闘将を待っていたのは、アドバイザー就任の打診だった。 佐々木副会長は「選手としては今季限り。ただいろいろチームに貢献してもらえる立場を用意したいと伝えた。ブラジルをベースにね。外国人獲得のアドバイスもあるし、キャンプに臨時守備コーチとして来てもらうとか。本人も前向きに考えると言っていた」と好感触を口にした。しかし闘莉王は「選手としては必要ないんだなと感じた」と引退勧告と捉えた。 前夜にはGK楢崎と食事し、「もう1年戦ってくれ」と、ともに現役続行しての共闘を呼び掛けられた。「ボスコなら1年でJ1に戻れる」と、信頼する指揮官の留任を前提に現役続行に傾いていた。しかし翌日に2人ともに退団が決定。「何が起きたかよくわからない。選択肢もない状況になるとは。J2降格ときょうの話で心がズタズタです」と絞り出した。(11月7日)

 

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