クリントン氏のメール問題 再捜査するも訴追求めず FBI表明
アメリカ大統領選挙は、クリントン候補とトランプ候補の戦いが大詰めを迎える中、FBI=連邦捜査局は、クリントン氏のメール問題を再捜査した結果、訴追を求めないとするこれまでの結論に変わりはないことを6日、明らかにし、最終盤の選挙情勢に影響を与える可能性もあります。
民主党のクリントン候補が国務長官在任中に私用のメールアドレスを公務に使っていた問題をめぐって、FBIはことし7月、違法とは言えないとして訴追を求めないことを決め、捜査を終結しましたが、新たなメールが見つかったとして先月28日、捜査を再開することを明らかにしていました。
これについて、FBIのコミー長官は6日、アメリカ議会に書簡を送り、「FBIは大量のメールを休みなく調べた。その結果、われわれは7月に出した結論を変えなかった」として訴追を求めないとする結論に変わりはないことを明らかにしました。
アメリカ大統領選挙は、クリントン氏が優位に選挙戦を進めていましたが、FBIの捜査再開を受けて共和党のトランプ候補が攻勢を強め、全米の各種世論調査の支持率の平均値は、6日の時点で、クリントン氏が46.6%、トランプ氏が44.8%で、クリントン氏のリードは1.8ポイントになっています。
今回のFBIの判断について、クリントン氏の陣営の幹部は「問題が解決されうれしく思う」と述べていて、大詰めの選挙戦の情勢に影響を与える可能性もあります。大統領選挙は8日朝、日本時間の8日夜、各州で順次投票が始まり、日本時間の9日午前から開票作業が行われ、午後にも勝敗が明らかになる見通しです。
これについて、FBIのコミー長官は6日、アメリカ議会に書簡を送り、「FBIは大量のメールを休みなく調べた。その結果、われわれは7月に出した結論を変えなかった」として訴追を求めないとする結論に変わりはないことを明らかにしました。
アメリカ大統領選挙は、クリントン氏が優位に選挙戦を進めていましたが、FBIの捜査再開を受けて共和党のトランプ候補が攻勢を強め、全米の各種世論調査の支持率の平均値は、6日の時点で、クリントン氏が46.6%、トランプ氏が44.8%で、クリントン氏のリードは1.8ポイントになっています。
今回のFBIの判断について、クリントン氏の陣営の幹部は「問題が解決されうれしく思う」と述べていて、大詰めの選挙戦の情勢に影響を与える可能性もあります。大統領選挙は8日朝、日本時間の8日夜、各州で順次投票が始まり、日本時間の9日午前から開票作業が行われ、午後にも勝敗が明らかになる見通しです。