天皇陛下の退位検討会議 きょうから専門家聴取
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天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議は、7日から3回に分けて専門家のヒアリングを行うことにしています。初回は5人の専門家が招かれ、今の天皇陛下に限って退位を認める特別法の制定を求める意見の一方、公務を減らすなど、退位以外の方法を検討するよう求める指摘も出される見通しです。
天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議は7日から3回に分けて、皇室制度や歴史、憲法などに詳しい学識経験者ら、合わせて16人の専門家からヒアリングを行うことにしています。1回目の7日は、比較文化などが専門の平川祐弘東京大学名誉教授、皇室制度などに詳しい所功京都産業大学名誉教授、ノンフィクション作家の保阪正康氏ら5人の専門家が招かれています。
ヒアリングでは、5人から個別に、天皇の退位や公務の在り方など、先に決定した8つの項目について意見を聴いたうえで、質疑などを行うことにしています。この中では、「速やかに退位を可能とするため、まずは、今の天皇陛下に限って退位を認める『特別法』を制定すべきだ」という意見の一方、「新たな法的措置を講じなくても、公務を減らすなど退位以外の方法で対応できる」などと、退位以外の方法を検討するよう求める指摘も出される見通しです。
有識者会議は、専門家らが提出した資料などを速やかに公開するとともに、これまでと同様に、後日、議事の概要を公表し、世論の動向も見極めながら、年明けの論点整理に向けた議論を本格化させていくものと見られます。
ヒアリングでは、5人から個別に、天皇の退位や公務の在り方など、先に決定した8つの項目について意見を聴いたうえで、質疑などを行うことにしています。この中では、「速やかに退位を可能とするため、まずは、今の天皇陛下に限って退位を認める『特別法』を制定すべきだ」という意見の一方、「新たな法的措置を講じなくても、公務を減らすなど退位以外の方法で対応できる」などと、退位以外の方法を検討するよう求める指摘も出される見通しです。
有識者会議は、専門家らが提出した資料などを速やかに公開するとともに、これまでと同様に、後日、議事の概要を公表し、世論の動向も見極めながら、年明けの論点整理に向けた議論を本格化させていくものと見られます。