バイアグラの国産ジェネリック医薬品は、現在知られているだけで約10種類ほどが販売されています。入手法は男性専門クリニックなどで薬を購入するときに、バイアグラのジェネリックを購入したいと申告するだけですが、選択肢として国産ジェネリックがない場合もあります。
[目次]
国産ジェネリック医薬品の入手法について
医療機関では先発品のバイアグラか国産のジェネリック医薬品のどちらかを選択できますが、多くの人が先発品を購入しているのが現状で、バイアグラに関して言えば、後発品の開発メーカーが減少しています。
実際に男性専用の医療機関で治療を受けると、先発品だけを紹介されて、後発品のことには触れない医師が多いので、薬価を低く抑えたければ自分から後発品を使いたいことを申告するしかありません。
なぜバイアグラが高くてジェネリックが安いのか
バイアグラはアメリカの研究所で狭心症の薬の開発過程で発見された薬で、新薬として売り出すために200億円以上の費用がかかっています。
そしてこの薬が勃起改善薬として認められるまでには10年程度の年月がかかっているので、それを考えるとバイアグラがなぜ高額なのか理解することができます。
しかし、国産のジェネリックメーカーはバイアグラよりも15年ほど遅れて薬を発売しますが、そのかわり薬の開発費は必要ないので、国産ジェネリック医薬品として非常に安い薬価で販売することができます。
現在ではすべての薬は処方箋に成分名だけを表示しているので、シルデナフィル錠として販売されています。
国産ジェネリック医薬品の実力はどの程度のものか
国産ジェネリック医薬品は先発品のバイアグラと同等の効果があるということを証明するテストにクリアした薬なので、効果に関してはバイアグラも国産ジェネリックもほぼ同じです。
2014年から2015年にかけて約10社がバイアグラの国産ジェネリックを開発して販売しましたが、価格が安いにもかかわらずあまりシェアが伸びていません。
そのため約10種類あったジェネリック医薬品は、2種類程度まで減少しているとされています。
EDの治療のための薬の選択は、効果の高さ、見た目の良さ、その薬の特徴、製薬メーカーなどによって決められることが多いとされています。
EDというのは、患者にとっては非常に深刻な病気なので、安全性や効き目を重視する傾向が強いために、先発品が好まれる結果になっています。
国産ジェネリックのライバルはインド製バイアグラ
日本の医療機関では、バイアグラの他には国産のジェネリック医薬品しか販売していないので、インド製バイアグラを購入することができません。
インド製のジェネリック医薬品は価格が非常に安いのが特徴で、通常のバイアグラの10分の1程度の薬価で購入できます。国産のジェネリックと比べても半額以下の薬価なので、インターネットで個人輸入をする人も増えています。
国産ジェネリックは医療機関で購入できて、確実に本物を手に入れることができます。
しかし、インド製の場合は世界的にも流通量が多いために、偽物も多く存在しているので、購入したら、まず最初に本物かどうかを確かめる作業が必要です。
よくあるのは、出荷するときは本物で、経由地で偽物とすり替えられて送り届けられるというものです。
国産ジェネリックを選択するメリットのまとめ
バイアグラの国産ジェネリックを使うメリットは、価格の安さだけですが、世界では数多くのジェネリック医薬品が販売されていて、とくにバイアグラのジェネリック医薬品は価格の安さで世界を席巻しています。
また国産ジェネリックは、バイアグラよりも少し安い程度の金額なので、それならば先発品のほうが良いと考える人が多いのが現状です。
日本では保険適用の薬に関しては薬価の安いものを優先的に使用するように指導をしていますが、ED治療薬は保険適用外なので、国産の普及は進んでいません。
