普通の魔法使いと、非想非非想天の娘
魔理沙の視点で書かれていますのであらかじめご了承ください。
ふと、目が覚めると外は酷い雨だった。
ベットからはガラクタが邪魔で窓が見えないが、雨音だけで十分外の様子は想像できる。
森は季節を問わず湿気っているがこれほどの大雨というのも珍しい。いつだったか、はた迷惑な天人の悪戯を思い出す。
「あの時は地震で神社が潰れたりして割と洒落にならんかったが私の家は多少の地震なら大丈夫だろう。たぶんな」
潰れたときはその時だ。この家はもともと空き家だったのを香りんと一緒に改装したんだし、きっと多少壊れてもどうにかなるだろう。
「だが、これじゃ今日は神社に行くのは止めといた方がいいか」
神社ってのは博麗神社といって、なんでも幻想郷に欠かせない大切な場所らしい。だが、正直、あまり実感はないな。なんでかって、その神社唯一の住民である霊夢の暢気っぷりを見れば・・・
私は週休二日制だ。つまり、週に五日は神社に行く。折角、三日ぶりにアイツの顔を見に行こうと思ってたんだがな。
窓から外を見ると、まだ雨は降り続いていた。しかし、これだけ雨が降れば森の障気も多少マシになるだろう。
かと言って、流石にキノコ採りに行く気も起こらない。キノコか何か、魔法の試料のストックがあればいいんだが・・・
魔道書を開いて、試す予定の魔法を確認する。前回の記録は五日前。結構日にちが開いてしまった。
「サボりすぎたな・・・よっこいしょっと」
昔パチュリーから借りてきた本を床に投げて道具箱を発掘する。この道具箱は結構大きなもので、別に特別な品ではないが、なんとなく愛着がある。だからだろうか、家の中ではこの道具箱だけが整っている。
「キノコが少し、スープが二瓶、白蛇の抜け殻、竜の爪、氷の鱗・・・どれも少なくなってきたな」
今日は道具整理も兼ねて五日ぶりに魔法の実験でもしよう。道具箱の一番上に置いてある袋を出し、中身のキノコを小さな銅鍋に入れる。本当はもっと大きな、自分の身長位ある大鍋がほしいのだが手ごろな物が見つからない。
やっぱ、魔法使いには大きな鍋が似合う。
ミニ八卦炉を鍋の下にセットし、最小火力で煮込む。キノコを煮込んでスープにし、さらにそれを乾燥させれば魔法の素の出来上がりだ。この魔法の素がないと魔法の実験は出来ない。
もうこの作業は手馴れたものだが、それでも注意は怠らない。
「どれ、パチュリーの本は、これか」
さっき床に投げた魔道書を拾い上げた。ほぼ無価値とはいえ借り物を汚したり破いたりは出来ない。
私はよくパチュリーやアリスから本を借りるが、実は借りるだけで殆ど読んだためしがない。返せとも言われないしな。
だから返却期限がある鈴奈庵の本ばかりが優先されて、借りた本の山は高くなるばかりだ。たまには低くしてみよう。
拾ったばかりの本の最初のページを読む。
「・・・たぶん面白いぜ。原初日本語なんで読めない部分も多いけど」
もう少し読みやすい文字で書いてくれれば良いのにと、いつも思う。借りていく方の身にもなって欲しい。
まだ半分の半分も読みきらないうちにスープがいい感じになった。本を山の頂上に安置し、スープを瓶に移し変える。再び外を見れば雨自体は弱まっていたが、まだ降り続いていた。
「この天気じゃ乾燥作業は無理だな」
魔法の素はストックがなかったので実験も出来ない。暇だ。
気だるそうに窓際の椅子に腰掛ける。
少し、降りしきる雨粒が恨めしくなり雲を見上げ、それにも飽きると顔を伏せた。
次に起きたのは昼過ぎだった。
雨は上がっていて、日の光が差している。これだったら神社に行ったほうがいい。魔法の実験は明日にしよう。
早速家から出て、箒にまたがり神社へ向かって蹴りだした。
夏も終わり、最近は寒くなってきたが雨上がりだからそこまで寒さは感じない。僅かに残る湿気が冷気を帯びて気持ちいい。
「そういえば朝飯も昼飯もまだだな。神社で何か食うか」
高台の神社の鳥居が見えてきた。賽銭箱の前に降り、玄関ではなく居間の縁側へ回る。
もう雨は上がったのに雨戸が閉じられていた。
「留守か?いや、横着してるだけかもしれんな」
雨戸を開け、中の様子を窺うと、しんと静まりかえっていた。
「霊夢ー?居ないのかー?・・・ほんとに留守か。まぁいいや」
霊夢が不在のときはこうして勝手に上がりこむことも珍しくない。が、バレると泥棒扱いされる。まったく、人を泥棒扱いとは失礼な話だ。借りているだけだ。大体、最初から借りる(盗む)ものなんて無いじゃないか。
一人でにと不満が沸いてきたので、腹いせ混じりに戸棚からせんべいと茶葉を出した。
お湯を沸かし、お茶を淹れる。もう熱い物が美味しい季節だ。だがしかし
勝手に飲んでおいてアレだが、このお茶はあまりおいしくない。
煎餅をお茶でふやかして食べる。
あんまり食べると霊夢が不機嫌なのでここらで止めておこう。
「確か、こんな感じだったな」
煎餅と茶葉の袋を元の位置に忠実に再現した。我ながら上出来だ。ある程度空腹も満たされたが、肝心の霊夢がいないんじゃ家と大して変わらん。
もうちょっと待って、それでも帰ってこなかったら私も帰ろう。そんなことを考えていると、珍しい奴が空から来るのが見えた。
青く長い髪で、七色の飾りが特徴的なスカートを履いた、見た目の年齢は自分と大差ない少女。
「天子か。よくも自分が壊した建物にのこのこ来れたもんだ」
一人で皮肉る。それが聞こえたのかどうかは分からないが、天子はすぐに私の方へ向かってきた。
「こんにちは。あなた一人?」
どうやら聞こえてなかったらしい。
「ああ。お前は何のようだ?」
「天界が暇だったから抜け出して来ちゃった。何か相手をしてよ」
「それも良いが、あの赤いマスタースパークは止めてくれ。あれは私の専売特許だぞ」
「あら貴女が言うの?風見さんなら分からなくも無いけれど・・・」
「ウッ・・・まぁいい。今回は保留にしといてやる」
あっさりこちらの痛いところを突いてきた。こいつが幽香と面識があったのは想定していなかった。
「あらそう?そういえば、ノンディレクショナルレーザーって確か・・・」
「そうだ、煎餅食うか?」
今度は逆に私が逃げねばならなくなった。
天子は「あ、お構いなく」と言ったが、さっき戻したばかりの煎餅とお茶を持っていくと素直に食べ始めた。こいつが一人で全部食べたことにしよう。
「ふふ。でも、もう私は緋想の剣は持っていないから、あの技は出来ないけどね」
それなら私がますます不利だ。天子がお茶を飲んだ隙を見計らって別の話題を振ることにした。
「お前、随分前に新聞に出てただろ。天狗の新聞だよ」
天子はお茶をすすりながらしばらく考え、思い出したようだ。
「あーあれね。私が性格診断をしているっていう」
「そうそう。私は霧雨だった」
「言っておくけど名前とは関係ないわ。あれはあくまでも貴女の性格、気質なのよ」
「だが、お前は地震を起こす能力で、気質を見る力はあの剣の力だろ?あの剣は取り上げられたんじゃなかったのか?」
「ちゃんと持ってたわよ。天界の警備はザルだからね」
天子は言いながら、空になった湯のみをこっちに突き出し、無言でお代りを催促する。
「ったく。ちょっと待ってろ」
乱暴に湯のみを取る。もうお湯は残っていないので面倒だがお湯を沸かすところから始めなくちゃならない。
水を汲んで茶瓶を火に掛けたとき、天子も台所に来ていた。
「ここの金魚は息が長いわね」
人に茶を出させておきながら天子は調理台に置いてある金魚鉢の住人に向かって呟いた。
「本来なら不死の金魚だったんだ。多少の長生きくらい当然だろ」
それを聞いた天子は苦笑した。
「ううん、私が言いたいのはそういうことじゃなくて、巫女が飽きもせずに世話をしているってことよ。いくら魚石の金魚でも狭い鉢に放置されれば長くないわ」
私も、霊夢がこうも生き物の世話をするとは正直意外だった。この金魚を手に入れたときは、てっきり夕飯のおかずになると思っていたのに。ちなみにそれを言ったら「金魚はおいしくないもの」と冷めた口調だった。妖怪狐鍋をやろうとした人間の言うことだろうか。
さらに、レアアイテムだから私が魔法の材料にしようとすると物凄い剣幕で怒った。あれは久し振りに怖かった。
「ねぇ、何しようか」
そわそわしながら天子が聞いてくる。
「なにもしないぜ。霊夢が帰ってくるまで時間を潰すんだ」
「釣りに行かない?」
こいつはいつも人の話を聞かない。というより元々自分の答えが決まっている。だが、このまま暇を持て余しているくらいなら釣りをしたほうがマシかもしれない。
「構わんが、道具は持っているのか?」
「出してよ」
当然でしょとでも言いたげな表情で躊躇いなどなく要求してくる。確か家には釣り道具があるはずだが滅多に使わないので居場所が分からない。神社の納屋にでもあればいいんだが、この前、カビが見つかった時に鍵が新調されたばかりだからピッキングをする破目になる。ついでに、ピッキング道具も家だ。
「・・・無理だ」
「そう。残念」
うつむいて口を尖らせ、足をばたばたさせる。諦めきれない様子だが、駄々をこねることはなかった。
それから少し経つと、茶瓶の中のお湯が沸いた。火を消し、茶葉を入れる。
そのとき突然「そうだ!」と叫び声がして天子の方を見ると、目がキラキラしていた。
「あのお屋敷にはあるんじゃない?ほら、紅いお屋敷よ」
「紅魔館か。たしかにあるかもしれないな」
森の奥に似つかわしくない真っ赤な屋敷がある。数年前にこっち(幻想郷)にやってきた吸血鬼の家だ。大きな湖の近くに建っているので釣り道具もあるだろう。
「決まりね。さっそく行きましょう」
パンと手を叩き、天子は勢いよく外に飛び出した。
「おい、お茶はいいのか?」
「いいの。さぁ早く」
普段なら色々と痕跡を消してから帰るのだが、天子がいればそうもいくまい。霊夢の不満げな目線が脳裏に浮かんで思わず溜息が出た。
火の始末だけ確認して、既に飛び去った天子の後を追った。
周囲を緑の木々に囲まれているから紅魔館は遠目でも簡単に見つけられる。
湖の上空に差し掛かったところで天子は止まった。
「私はここで待ってるから、さっさと『借りて』きてね」
天子は含みのある笑顔で言った。
「なんだか悪意のある言い方な気がしたが、了解したぜ」
降りていく天子の背中を見送りつつ「咲夜にやられたから苦手なのかもしれないな」なんて勝手に推測した。
もう目と鼻の先だ。下手をすれば咲夜のナイフが飛んでくる距離なので気が抜けない。下の門には門番の美鈴が立っているのだが、いわずがもな。
「うーん。パチュリーの本なら『借りる』んだが、釣竿となると借りるしかないよなぁ」
悩んだ末、今日は大人しく玄関から入ることにした。玄関の扉は鍵が掛かっていなかった。入ると、昼過ぎなのに薄暗い。窓が少ないのも紅魔館の特徴だ。忍び込み難いので増やすべきだと思う。
「おーい、咲夜ー。いるかー?」
館は広いため、神社と違って一声で全体に届くことは無い。更に館の中は暗い為に声が闇に吸い取られるように感じた。
「なによ」
耳元から返事が返ってきた。
「うわっ!驚かすなよ」
「勝手に驚かないでよ。魔理沙が普通に入ってくるなんて珍しいわね」
そんな微妙に失礼なことを言うのがこの館唯一の人間にしてメイド長の十六夜咲夜だ。こいつの素性もいまひとつハッキリしないが、惚けた雰囲気としっかりした性格が両立していて面白い。
「釣竿ならあるわよ」
「どうして分かったんだ?」
「今、おつかいから帰ってきたところなんだけど湖に天人がいたわ。天人は釣りが好きだから」
「天子に会ったのか」
「話しかけたら桃をくれたわ。怖がられているのかしら」
咲夜が不思議そうに右手に握られた小さい桃を眺める。その指の隙間にはナイフが挟まっていた。
「ま、お前がナイフを握っていたなら当然だろうな」
「桃が手に入るならハムを買っておくんだったわ」
咲夜はこちらの発言を完全に無視した。てか、人里にハムなんか売っているのか?紅魔館は舶来の物だらけだし、特別なパイプがあるのかもしれない。
そのパイプを通じて変なリスが来たこともあった。ツパイとか言ったかな。
「はいどうぞ」
いつの間にか咲夜が二つの釣竿と餌を持ってきてくれた。「いつの間にか」をこれほど体現する奴もいない。
「ありがとな。夕方には返すよ」
「ええ。ちゃんと返しなさいよ」
それだけ言ったら咲夜は「いつの間にか」行ってしまった。
あと、門を出るとき、眠っている美鈴の額にナイフが突き刺さっていて不気味だった。
館と湖は目と鼻の先なので歩いていく。
天子が一人で水面に映る空を見ていた。
「おい、借りてきたぞ」
「うん」
釣竿を受け取った天子は適当な石に座った。石は一つしかないが私もその隣に座ることにした。釣りをしようと言い出したのはコイツなのに、ただ湖を見つめるばかりだ。私としては暇が潰せればそれで十分だった。
「あ、あれ見て」
天子が指差した方は、川が山から注ぐ場所だった。そろそろ紅葉の季節になる。
山から流れてくる手の形の葉が黄色っぽくなっている。しかし、天子が刺しているのは葉っぱではなかった。人のような姿をした妖怪、河童だ。
「河童の川流れってやつだ」
その河童は溺れているのではなく、漂っているようだ。和まなくも無い。
「餌付けて」
言われるがままに針に餌を付ける。何が釣れるのだろう。天ぷら・・・ありだな。晩御飯を想像すると楽しくなってきた。
「楽しそうね」
天子がもっと楽しそうに言う。私は無言で肯定しつつ、二人同時に針を投げた。
「咲夜に会ったって?」
「ええ。ナイフを構えながら『何の用かしら』なんて言うんだもの。ビックリしちゃって」
「桃を出した、と?」
気になって天子の帽子を見たが、桃はそこにあった。
「なによ?欲しいの?」
「んー、そうだな」
今日はまだほとんど食べていないので何か口に入れたい。それに幻想郷では桃にありつける機会は少ないので、桃自体が割りと貴重だったりする。
「はい」
天子はなんの躊躇いも無く帽子から桃を取ってくれた。ポケットから果物ナイフを取り出して皮を剥いていると。その間に天子もポケットから別の桃を出して帽子にくっ付けた。そんな仕組みになっているのか。
天界の食事は貧相で、まともなものは桃しかないらしい。昔、月旅行をしたときも桃があった。天人や月人の趣味だろうか。
桃は咲夜が持っていたものと同じく小ぶりだった。二つに分けて天子に差し出す。
「いらないのに・・・」
そうは言いつつも拒みはしなかった。
体感時間で一時間くらい経っただろうか。まだ一度も水面に動きは無い。
釣りというものは得てして穏やか、じゃなかった。
「いい加減時効じゃない?」
天子がぷりぷり怒って言った。なんのことかというと、たかが一回地震で神社を潰したからといって今でも地上人や妖怪に追求されるのが鬱陶しい。ということだ。
「私があの時から今まで一体いくつの桃を持っていったと思う?なんと三百十一個よ!今だったこうしてポケット一杯に桃を持ち歩いてるわ」
パッと釣竿から手を離し、両ポケットから軽く十を超える数の桃がこぼれ出た。私はそのうちの一つを拾い、皮を剥く。
「しかし、桃だけで許してもらえるってのもなんだかなぁ。旨いけどさ」
「神社だって一日で完璧に建て直してあげたじゃない。それ以外は天気がちょっと変になっただけだわ。それに、本当は巫女に解決して欲しかったの!なのに下賤な人間が・・・」
そこまで言った瞬間、天子の後ろに人影が現れた。
「へぇ。誰のことです?」
「うひゃぁ!」
静かな笑顔に殺気を湛えた咲夜が天子の真後ろに現れた。手にはしっかりとナイフが握られている。
「どうした?まだ夕方じゃないぞ」
日は傾いてい入るが、まだまだ夕方は遠い。
「お掃除が一段落したので様子を見に来たのです。楽しそう、ですね?」
咲夜の矢のような視線が怯える天子を貫く。
「まぁまぁ、そのくらいにしといてやれ」
「冗談です」
クスリと笑って、手品のようにナイフを仕舞った。ナイフが消えたのを確認してから天子が露骨に安心する。咲夜とは長い付き合いだから分かるが、後半はともかく、前半はマジだった。その切り替えの早さに寒気がする。
「あらあら、不調ですね」
水しか入っていないバケツを見て残念そうに言った。
「まあな。さっぱりだ。わかさぎでも釣れれば良かったんだが」
「今の時期は旬じゃありませんよ。わかさぎの旬は春先ですから。一応、年中釣れるらしいですが」
「そうか。わざわざ不味い魚を釣ったって面白くないな。そろそろ止めにしないか?」
咲夜が来てから黙りっぱなしの天子に話を振る。
「そうね・・あ!」
帰る間際、天子の竿が震えた。天子は手馴れた様子で針をしっかり引っ掛けてから持ち上げた。
銀色に光る小ぶりな魚、わかさぎだ。だが・・・
「凍ってる。こんなこと初めてだわ」
私と咲夜も不思議そうに凍った獲物を見つめた。しっかり針を咥えているので、掛かってから一瞬で凍ったということになる。そんなことができるのはアイツしかいない。そう思って周りを見回したが私たち以外には誰もいなかった。
ともあれ、なんとか収穫を得られた天子は満足したらしく、久し振りの釣りが終わった。道具は咲夜が全部持って帰ってくれるというので任せることにした。
なんとなく二人とも神社に戻ってきた。神社の様子は出発したときと変わっていなかった。霊夢はまだ戻らないらしい。
「私はもうしばらく残るが、お前はどうする?」
「そうね、今日はもう帰るわ。また来るわね」
小さく手を振り、天子は雲の向こうへ帰っていった。天子の後姿が完全に見えなくなってすぐ、私も家に帰った。
晩飯は美味しかったが、少しだけ物足りなかった。
いかがでしたでしょうか?
私自身は東方四年目の新参者ですが、今回初めて東方の二次創作に挑戦してみました。
この四年という時間が、果たして長いのか短いのか分かりかねますが、この作品を書くことにした動機は「公式で天子の露出が少ない」と、半ば憤りのようなものを感じたからです。(鈴奈庵で後姿が出てきて嬉しい)
主に参考にしたものは、紅魔郷、緋想天、求聞史記、鈴奈庵、茨歌仙ですが、前述のように、とにかく天子の情報が少ない。よって天子のキャラを掴むのは大変難航し、ひょっとすれば「自分のイメージと違う」というような感想を持つ人も居るかもしれません。そのときは申し訳ない。
(私自身、魔理沙と天子のカップリングというのも聞いたことが無いです。ただ、魔理沙が好きなキャラで、かつ、一番動かしやすかっただけなのです)
これは私の中で東方二次創作の試作品的な位置づけですので、一万字足らずの分量の割に多くのネタを仕込みました。
+注意+
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