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ひとり部長のひとり映画鑑賞

ひとり部長が映画をひとりで鑑賞し、ひとりごとのように映画のレビューや感想を述べるサブブログ

【★4.0】映画「世界中がアイラブユー」の感想・レビュー・評価【あなたは幸せですか?】

aジャンル:ヒューマン・ドラマ aジャンル:ミュージカル aジャンル:ロマンス ★★★★☆ これは見とけ ウッディ・アレン ナタリー・ポートマン ジュリア・ロバーツ

タイトル:世界中がアイラブユー

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ニューヨークの超リッチな弁護士一家を中心とする人々の恋愛模様を、四季を通じて綴ったミュージカル・コメディ。監督・脚本・出演は「誘惑のアフロディーテ」の才人ウディ・アレン。製作は「アニー・ホール」以降アレンの全監督作品で組むロバート・グリーンハット。撮影は「ハンナとその姉妹」以来ほとんどの作品で組むイタリアの名匠カルロ・ディ・パルマ。美術のサント・ロカストは「ラジオ・デイズ」以来、編集のスーザン・E・モースは「マンハッタン」以来、衣裳のジェフリー・カーランドは「ラジオ・デイズ」以来、それぞれアレンと組む常連。出演は「マンハッタン殺人ミステリー」のアラン・アルダ、「スクリーム」のドリュー・バリモアほか。

キャスト

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レビューと評価

総合:★★★★☆(4.0)
俳優:★★★★☆
脚本:★★★☆☆
演出:★★★★★

登場人物覚えられねえww

またまたウディアレン監督です。 今作は、ニューヨークに住む家族のそれぞれが体験する愛の物語ですが、ミュージカル調で映画は始まります。

愛の物語っつーか・・・まぁいいかw

まさか、死人を楽しく踊らせるとは思わなんだ。

ウディさん、こんな演出もできるんだ・・・。

ウディアレンさん、また出演ですかwww この人もつくづく面白いなぁ。 この人も歌歌えるんだ!やっぱり役者はみんなミュージカルできて当然なんだなぁ・・・。しかしすげえ多彩だな、監督も脚本も役者もミュージカルも・・・。

天才かよ!

そして、、、

またおんなじような「出来損ない」の常にテンパってるおじさん役かよwwww

しかも設定も「世界は女でまわってる」と同じ作家かい。心を痛めてるのね・・・とか元妻にいわれているときの彼が可愛すぎますwww

自虐ネタすぎるんだよ、可愛すぎるんだよウディさん。もうあれかも。

ウディさん本人が出演していないと楽しめなくなってきた。(重症)

背中に息ふきかけるところとか爆笑すぎだろwwww

役者もまたまた豪華です。

最近の映画を一通りみた中で、少し古い映画を見ると新たな発見がたくさんあります。

家族のひとりに、俺たちのナタリーポートマンが出演してるじゃん! めっっちゃ子供なのが・・・時の速さを物語っています。

彼女ほとんど出てこないけど・・・ちゃんと失恋して泣きながら歌っています。この貴重な映像が見られるのはこの作品しかないかも?

あとはジュリアロバーツ。相変わらずウディアレンは好きなように役者を使い、自分の好きなように配置していくのねwww

前の「ローマでアモーレ」もそうだったけど、ベニーニといい、本当に名俳優をめちゃくちゃに扱うのがお得意なウディさん。

好きです。

彼の作品のいいところは、

一つ一つの作品にテーマソングがあって、その1つの曲を形を変えて作中にはめ込んでくるところです。

ちょっと曲の情報がつかめないのでアレだけど・・・。

もちろん映画には基本的に主題歌やテーマ曲が存在するけど、決してスターウォーズやレイダースマーチのように「これを聞いたらこのシリーズ」みたいな強烈ではないものの、自然と作品のなかに溶け込むような使い方をしてきているのです。

そして、以後その曲を聞くと、その作品がブワーっと蘇ってくるのです。

ブルージャスミン*1なんか本当にそれで、「Blue Moon」を聴くたびにあのぐちゃぐちゃに壊れた落ち武者(富豪)の脇汗が眼に浮かぶのです。

全体的にとりとめのない感じでしたが、

最後の10分はこの作品のハイライトとも言えるべき名シーンに仕上がっています。「ミッドナイト・イン・パリ」でもつかったあの橋とセーヌ川の辺りで、ウディとホーンが華麗に踊ります。

まるでリアルの自分に言い聞かせるような最後の元妻のセリフに、時すでに遅しの熱いキス。

結局、全部持ってくウディアレンさん。

彼が主人公かよ!

あとこれだけは言っておかねば。

ウディさん、

精神科ネタ好きだなwww

なんか感想と呼べない感想になってしまったけど、この一見メッセージ性のなさそうな映画のタイトル「世界中がアイラブユー(原題:Everyone Says I Love You)」は、多分ウディアレン本人に対してのものであり、彼のオナニー映画だってことかもしれない。

いや、それでいい!そんなんじゃなくてもいいけど、それでいいのだ!僕はそう解釈しますよ。うん。

ウディアレンの映画を見ると毎回感じるんだけど、今ある幸せを噛み締めて、楽しもうって思えるよね。

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関連レビュー

圧巻は、ゴールディ・ホーンが夜のセーヌ河畔で踊るシーンです。ゴールディは途中からワイヤーで吊られるのですが、手先からつま先まで美しく、動きもとても滑らかです。彼女は3歳からバレエのレッスンを受けており、大学中退後はダンスを教えるかたわら、プロダンサーとしてミュージカルに出演していました。

以下、注釈