タイトル:世界中がアイラブユー
ニューヨークの超リッチな弁護士一家を中心とする人々の恋愛模様を、四季を通じて綴ったミュージカル・コメディ。監督・脚本・出演は「誘惑のアフロディーテ」の才人ウディ・アレン。製作は「アニー・ホール」以降アレンの全監督作品で組むロバート・グリーンハット。撮影は「ハンナとその姉妹」以来ほとんどの作品で組むイタリアの名匠カルロ・ディ・パルマ。美術のサント・ロカストは「ラジオ・デイズ」以来、編集のスーザン・E・モースは「マンハッタン」以来、衣裳のジェフリー・カーランドは「ラジオ・デイズ」以来、それぞれアレンと組む常連。出演は「マンハッタン殺人ミステリー」のアラン・アルダ、「スクリーム」のドリュー・バリモアほか。
キャスト
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レビューと評価
登場人物覚えられねえww
またまたウディアレン監督です。 今作は、ニューヨークに住む家族のそれぞれが体験する愛の物語ですが、ミュージカル調で映画は始まります。
愛の物語っつーか・・・まぁいいかw
まさか、死人を楽しく踊らせるとは思わなんだ。
ウディさん、こんな演出もできるんだ・・・。
ウディアレンさん、また出演ですかwww この人もつくづく面白いなぁ。 この人も歌歌えるんだ!やっぱり役者はみんなミュージカルできて当然なんだなぁ・・・。しかしすげえ多彩だな、監督も脚本も役者もミュージカルも・・・。
天才かよ!
そして、、、
またおんなじような「出来損ない」の常にテンパってるおじさん役かよwwww
しかも設定も「世界は女でまわってる」と同じ作家かい。心を痛めてるのね・・・とか元妻にいわれているときの彼が可愛すぎますwww
自虐ネタすぎるんだよ、可愛すぎるんだよウディさん。もうあれかも。
ウディさん本人が出演していないと楽しめなくなってきた。(重症)
背中に息ふきかけるところとか爆笑すぎだろwwww
役者もまたまた豪華です。
最近の映画を一通りみた中で、少し古い映画を見ると新たな発見がたくさんあります。
家族のひとりに、俺たちのナタリーポートマンが出演してるじゃん! めっっちゃ子供なのが・・・時の速さを物語っています。
彼女ほとんど出てこないけど・・・ちゃんと失恋して泣きながら歌っています。この貴重な映像が見られるのはこの作品しかないかも?
あとはジュリアロバーツ。相変わらずウディアレンは好きなように役者を使い、自分の好きなように配置していくのねwww
前の「ローマでアモーレ」もそうだったけど、ベニーニといい、本当に名俳優をめちゃくちゃに扱うのがお得意なウディさん。
好きです。
彼の作品のいいところは、
一つ一つの作品にテーマソングがあって、その1つの曲を形を変えて作中にはめ込んでくるところです。
ちょっと曲の情報がつかめないのでアレだけど・・・。
もちろん映画には基本的に主題歌やテーマ曲が存在するけど、決してスターウォーズやレイダースマーチのように「これを聞いたらこのシリーズ」みたいな強烈ではないものの、自然と作品のなかに溶け込むような使い方をしてきているのです。
そして、以後その曲を聞くと、その作品がブワーっと蘇ってくるのです。
ブルージャスミン*1なんか本当にそれで、「Blue Moon」を聴くたびにあのぐちゃぐちゃに壊れた落ち武者(富豪)の脇汗が眼に浮かぶのです。
全体的にとりとめのない感じでしたが、
最後の10分はこの作品のハイライトとも言えるべき名シーンに仕上がっています。「ミッドナイト・イン・パリ」でもつかったあの橋とセーヌ川の辺りで、ウディとホーンが華麗に踊ります。
まるでリアルの自分に言い聞かせるような最後の元妻のセリフに、時すでに遅しの熱いキス。
結局、全部持ってくウディアレンさん。
彼が主人公かよ!
あとこれだけは言っておかねば。
ウディさん、
精神科ネタ好きだなwww
なんか感想と呼べない感想になってしまったけど、この一見メッセージ性のなさそうな映画のタイトル「世界中がアイラブユー(原題:Everyone Says I Love You)」は、多分ウディアレン本人に対してのものであり、彼のオナニー映画だってことかもしれない。
いや、それでいい!そんなんじゃなくてもいいけど、それでいいのだ!僕はそう解釈しますよ。うん。
ウディアレンの映画を見ると毎回感じるんだけど、今ある幸せを噛み締めて、楽しもうって思えるよね。
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関連レビュー
圧巻は、ゴールディ・ホーンが夜のセーヌ河畔で踊るシーンです。ゴールディは途中からワイヤーで吊られるのですが、手先からつま先まで美しく、動きもとても滑らかです。彼女は3歳からバレエのレッスンを受けており、大学中退後はダンスを教えるかたわら、プロダンサーとしてミュージカルに出演していました。
以下、注釈
*1: