っていいよな。楽で。アトピーゾンビもそういう難易度イージーのゲームをプレイしたかったな。
アトピーゾンビウイルスのとろろのような痒みや肌の醜さの捉え方を変えても、痒いものは痒いし、キモイものはキモイ。
自分が自分のことをきもくないと思っていても他人からみたらきもいのだ。
そして、無理解な中傷を受けたり、嘲笑や悪口陰口を言われるのだ。
惑星地球という名の健常者ランドにいる健常者たち全員の意識を変えない限り、アトピーゾンビがいくら思考回路を変えようと意味がないのである。
アトピーゾンビウイルスの捉え方を変えても痒みから解放されるわけではない。
健常者は容姿がまともだから物のとらえ方を変えるだけで世界が変わる。
非健常者であるアトピーゾンビの痒みや痛みや醜い肌という現実は物のとらえ方を変えても変わらない。
普通の人生を送りたかったな。自己啓発書も結局は健常者に向けられたものばかりだ。
健常者が健常者に向けてエールを送っているだけ。非健常者であるアトピーゾンビはエールの届かない場所で体育座りをして下を向いているのだ。
健常者用の言葉や映画や漫画や仕事や恋愛や遊びや音楽を健常者が楽しむためにこの世界は作られたのである。
そこに非健常者の居場所はない。