挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
【艦これ二次創作】提督始めました 作者:ニャン叉
2/3

通常運転

資材がああああああああああ
足りないいいいいいいい
「早く、来てください...!隊長ォ!」
報告の打電から数十分、20機以上の敵に追い回されていた。操縦桿を右へ倒し、ラダーを左足で蹴り飛ばす。Gに耐えながら機体を操っていると、
「お待たせっ。」
何処からか、楽しそうな飛行隊長の声が聞こえたような気がした。風防越しにキラキラと煌めく何かが見える。次の瞬間、その光は深緑の機体となり、猛然と敵の群れの中に殺到していった。一分とかからず彼の周りの敵機は海中に没し、増援に上がった敵も脚を上げる前にすべて落とされた。

「大淀さん、どうですか?」
飛び立った司令に変わって指揮を引き継いだ大淀に赤城が尋ねた。
「まだ何も...来ました、今!制空権確保、攻撃部隊発進!」
「攻撃部隊発進!ヨーソロ!」
次々と放たれる矢、一寸の狂いもなく緻密に組まれる大編隊。彗星や流星改、最新鋭の機体が熟練のパイロットに操られて飛んでいく。

数十分後には敵艦隊全滅の報が入った。敵までの距離を考えるとものの数十秒で勝敗は決したようだ。
「帰ってきた...」
この中で一番目のいい大淀、と言っても眼鏡がなければ一番目が悪いが...彼女が機体の数を数える。
「全機帰還!」
大淀が歓喜したと同時に艦隊直援機が偵察隊に負けずとも劣らない曲芸飛行で歓迎する。
「直掩隊、爆撃隊、雷撃隊共に損害なし、敵艦隊全滅。」
「偵察隊全機損害なし。」
「制空隊、損害なし。」
帰還するやいなや司令に戦果報告をするパイロットの妖精たち。
「...それではみなさんお待ちかね、撃墜数を報告してください。」
「2機!総撃墜数7!」
「3機!総撃墜数17!」
「1機!総撃墜数12!」
「4機!総撃墜数8!」
「みんな!こいつだ!今日こいつがエースになった!」
司令は今日初めて撃墜数が5機を超えたパイロットを賞賛する。酔っているのだろうか、飛行機から降りるとパイロットたちはいつもの彼らからは考えられないくらいハイになるのだ。
「2機!総数24!」
「7機、総数15。ったく、遅いですよ柊隊長...」
次の報告は偵察隊、位置を打電したパイロットだった。
「お前なら全部墜せただろう?」
「俺1人で殺ったらみんなブーイングじゃないですか。残しとくのも大変なんですよ。」
「はっはっはっは!ん?あぁ...お前が今日のトップエースか!」
「隊長は?」
「3機。くっそぉ...次は俺が全部落とす。」
瑞鶴はとても嬉しそうに悔しがる提督を見て微笑んだ。
「提督は総数100超えてるからねぇ。」
「100ぅ!?」
「昔は空襲がひどくてね...あの頃は私達もきゃっ!?」
「赤城さーん!」
「ちょ、提督!?」
「何してるデス!?」
「またかよ...」
「200機超えた!」
「おぅ!?」
「早く帰って木戸と土屋に知らせないと!」
隣の管区の鎮守府の司令で、ここの司令と古い知り合いの2人。彼らもまた、艦娘を前線に出さない戦術を採っていた。
「そうですね、帰還しましょう。天龍さん、暗くなってしまった時は頼みますよ。提督離してください。」
「了解だ。」
「やだお。」
司令兼飛行隊長 柊少佐 昔駄々をこねて無理やりパイロットを続けたまま提督もしている。

赤城 半深海棲艦化。理由は後ほど。柊とはケッコンカッコガチ済み。

大淀 デキる人。こういう人にマジ憧れます。

天龍 「死ぬまで戦わせろ」発言で三日前まで営巣にいました。提督おこだお。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ