鉄人28号像のお色直し完了 震災復興のシンボル 神戸

鉄人28号像のお色直し完了 震災復興のシンボル 神戸
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阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区で復興のシンボルになっている「鉄人28号」の像の色の塗り替えが終わり、原作により近い色でよみがえった姿がお披露目されました。
JR新長田駅前に設置された「鉄人28号」の像は、神戸市出身の漫画家、横山光輝さんの大ヒット作に登場するロボットをもとに作られたもので、高さ18メートルと、原作の設定と同じ大きさです。

阪神・淡路大震災からの復興のシンボルにしようと、7年前、地元の商店街などでつくるNPOが建てましたが、雨や日ざしにさらされて色が薄くなったため、およそ1か月かけて塗装を塗り替える作業が行われてきました。6日は、作業が終わった像を披露するセレモニーが行われ、体の青い色がより濃いコバルトブルーになり原作に近づいた姿がお披露目されました。

集まった人たちは、ぴかぴかに塗り直され躍動感が増した巨大な鉄人の姿を見上げたり写真を撮ったりして楽しんでいました。像を管理する「KOBE鉄人PROJECT」の岡田誠司事務局長は「鉄人28号が、より力強く見えるようになりました。引き続き地元の復興を見守っていてほしい」と話していました。