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【プロ野球】

巨人の昨年ドラ1の桜井、プライド取り戻す 秋季キャンプで147球の投げ込み

2016年11月6日 紙面から

背番号も変わって心機一転。プロ入り最多の147球を投げ込んだ巨人・桜井=宮崎市で(井上学撮影)

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 巨人の秋季キャンプが5日、サンマリンスタジアム宮崎でスタート。ブルペンでは桜井俊貴投手(23)がプロ入り最多の147球を投げ込んだ。1年で背番号を変更されたドラ1右腕は「活躍して(入団時の)21より良い番号を取りたい」と力を込めた。

 背中の「36」が注目を浴びる。2012年のパMVP左腕、吉川光が日本ハムから加入し、今季までの桜井の背番号「21」を背負うことに。秩序が重んじられる伝統球団でドラフト1位が1年目のオフに背番号を奪われるのは異例と言える。

 立命大から即戦力の期待を背負って入団。しかし、今季は右肘の故障もあって1軍登板は1試合に留まった。「背番号を変えることには球団内でも賛否あった」と堤GM。それでも「奮起してほしい」という一念で決断した。

 桜井も決意を右腕に込めた。「気がついたら、あの球数になっていた」。147球はプロ入り最多。右肘不安解消を証明するとともに、チェンジアップとスライダーの修正にも着手した。

 「36」のユニホームはこの日が初披露。「(自分には)見えないので」と苦笑いを浮かべた。ただ、自分の立場を客観的に見ることはできている。「番号は関係ない。今はアピールするとき」。屈辱のドラ1がプライドを取り戻す。 (井上学)

 

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