〈高演義先生の情熱教室 8〉「核」を巡るねじれ現象―被爆国が核を擁護する?!
10月末の報道によれば、国連総会第1委員会において、核兵器を法的に禁止する「核兵器禁止条約」決議に“被爆国”日本が反対し、“核開発国”朝鮮が賛成するという奇妙な事態が生まれた。世界はあっと息を呑んだ。そして驚きの声をいっせいに上げた。何たるねじれ! 日本はもう一度原爆を落としてもらいたいのか? 朝鮮こそが核廃絶の先陣を切る国なのか?
取り急ぎ言っておくが、これは実際のところ日本が米国の核の傘の下でまんまと“核保有”している現実、そして朝鮮の核とは、実はこの世界から「核をなくすための核」であるという真実をはっきりと示している。現在の世界の核保有国の中で、唯一、朝鮮だけが核を禁止する条約に賛成を表明しているのである。
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