バイナリーオプションで、負けたら購入金額を2倍にして投資していく方法。これをすれば、いずれは勝率に関係なく利益を出せる可能性はあるが、現実的な投資方法ではない。
その理由を説明していこう。
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マーチンゲールでバイナリーオプションが勝てない理由
マーチンゲールで、バイナリーオプションが勝てない理由は、
負け続けて膨らむ投資金額に、資金を用意できるのか、できたとしてもメンタルが耐えられない
各業者の投資金額の上限がある
他にも理由はあるかもしれないが、この2つがバイナリーオプションでは勝てない大きな原因だ。
負け続けると負担額が大きくなりすぎる
負けたら倍取引を行うと、1,000円から投資を行った場合、10回目の投資金額は526,000円になり、10回目も負けると累計1,037,000円の損失となる。しかし、投資金額は増えても、買って利益になる金額は1,000円でしかない。
利益1,000円のために、10回連続して負けても対応できるように百万円以上の資金を用意して、さらに10回目で勝てる保証はないのだ。
もし負けたら…涙で前が見えなくなることを保証する。
投資金額の上限があり、倍取引に限度がある
そもそも、各海外業者で投資金額に上限が設定されているので、2倍取引には限りがある。
ほとんどの業者は上限が10万円だ。その10万円の範囲内で取引をしていくとしても、バイナリーオプションは、基本ペイアウト率が低いので、勝っても購入金額の2倍の報酬をもらえない。平均しても80%ぐらいになる。
例えば、ペイアウト率が80%だったとしたら、2倍取引をしていくと赤字になるので2.25倍取引になり、1,000円の購入から始めて、上限設定の10万円まで購入するとしたら、
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | |
---|---|---|---|---|---|
投資金額 | 1,000 | 2,250 | 5,060 | 11,390 | 25,630 |
損失額 | 1,000 | 3,250 | 8,310 | 19,700 | 45,330 |
損失確率 | 50.0% | 25.0% | 12.5% | 6.3% | 3.1% | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 |
投資金額 | 57,670 | 129,750 | 291,930 | 656,840 | 1,477,892 |
損失額 | 103,000 | 232,740 | 524,670 | 1,181,514 | 2,659,410 |
損失確率 | 1.6% | 0.8% | 0.4% | 0.2% | 0.1% |
最高で6回になり、負けた場合の合計損失は、103,000円だ。ちなみに、6回連続で負ける確率は1.6%になる。
仮に、この方法で上限6回でバイナリーオプションをペイアウト率80%、購入金額1,000円で負ける確率は1.6%と仮定して、1,000回取引を行ったとしよう。
回数 | 金額 | 合計 | |
---|---|---|---|
勝数 | 984 | 800 | 787,200 |
負数 | 16 | -103,00 | -1,648,000 |
トータルで-622,400の損失となり、上限を6回に限定して取引をしてしまうと、大損失となってしまう。
まとめ:マーチンゲールは破産するだけ
マーチンゲールの負ける確率が、バイナリーオプションに当てはまるわけではないので、この通りになるとは限らないが、ドローダウンが少なく、勝率の高い手法でなければ、実践には向いていない。
むしろ、勝率の高い手法があれば、わざわざマーチンゲールをする必要も無くなる。
バイナリーオプションは投資であって、カジノのようなギャンブルではない。マーチンゲールは、大事な資金を無くすだけなので絶対に行わないで欲しい。