韓国機密漏えい 朴大統領が9分間の謝罪「わたしの過ちで起きた」
11/04 20:28
疑惑の渦中にある朴槿恵(パク・クネ)大統領自身が4日、あらためて国民に謝罪し、事件の捜査に応じる考えを初めて示した。前代未聞の事態が迫りつつある。
4日午前10時半、上下ダークグレーの装いに身を包み、神妙な面持ちで会場に姿を見せた朴大統領。
静かに切り出した朴大統領は、「尊敬する国民の皆様、まず、今回の崔順実容疑者関連の事件で、言葉にできない大きな失望とご心配をおかけしたことを、あらためて深く謝罪します」と述べた。
韓国の全てのテレビ局で生中継された、この談話。
全国民の厳しい目が向けられる中、朴大統領は、崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)が逮捕されたことについて、「残念で、惨めな心情で、わたしの過ちで起きたこと」とあらためて謝罪した。
朴大統領は「わたしは、今回の事件の真相と責任を究明するうえで、最大限協力いたします。必要であれば、わたしもまた、検察の調査に誠実に臨む覚悟で、特別検事による捜査も受け入れたいと思います」と述べた。
「検察の捜査を受け入れる」、その言葉通り、朴大統領が在任中に捜査を受ければ、韓国歴代大統領で初めてとなる。
一方で、事件への関与について、朴大統領は、「これまでの経緯について、説明をしなくてはいけないのですが、現在検察の捜査が進んでおりますので、具体的内容を1つ1つ申し上げにくいということを、心苦しく思っております」と述べた。
朴大統領は「捜査の障害になる」として、くわしく語ることはなかった。
問題となっている崔容疑者との関係について、朴大統領は、「わたしは大統領府に入ってから、こういった不祥事が起きるのではないかと心配し、家族との交流も絶って、1人で過ごしてまいりました。わたしが最も大変だった時期に、(崔順実容疑者が)そばにいてくれたために、わたし自ら、その垣根を低くしてしまったというのは事実であります」と述べた。
22歳の時に母親を亡くし、27歳で父親を、暗殺によって失った朴大統領。
残された肉親である妹や弟とも疎遠となった。
一度の結婚歴もなく、独身の朴氏にとって、40年来の親友である崔容疑者は、孤独を埋める存在だったのか。
朴大統領は「すでに心の中では、全ての縁を絶ちましたが、今後、個人的な縁でも絶って、過ごしていきたいと思います」と話した。
その崔容疑者は3日夜、職権乱用などの疑いで逮捕され、側近の安鍾範(アン・ジョンボム)前首席秘書官については、4日午後、逮捕状が請求された。
さらに、もう1人の側近であるチョン・ホソン前秘書官も3日、身柄を拘束されるなど、捜査は、さらに朴大統領の周囲に迫りつつある。
4日、9分間にわたって談話を読み上げたあと、朴大統領は、報道陣のもとへ。
この時、朴大統領は、「記者の皆さんにも、ご迷惑をおかけしました。これで失礼します」と語りかけ、会場をあとにした。
「全ての責任を取る覚悟はできている」語った、朴大統領。
その進退をめぐり、重大な岐路に立たされている。
4日午前10時半、上下ダークグレーの装いに身を包み、神妙な面持ちで会場に姿を見せた朴大統領。
静かに切り出した朴大統領は、「尊敬する国民の皆様、まず、今回の崔順実容疑者関連の事件で、言葉にできない大きな失望とご心配をおかけしたことを、あらためて深く謝罪します」と述べた。
韓国の全てのテレビ局で生中継された、この談話。
全国民の厳しい目が向けられる中、朴大統領は、崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)が逮捕されたことについて、「残念で、惨めな心情で、わたしの過ちで起きたこと」とあらためて謝罪した。
朴大統領は「わたしは、今回の事件の真相と責任を究明するうえで、最大限協力いたします。必要であれば、わたしもまた、検察の調査に誠実に臨む覚悟で、特別検事による捜査も受け入れたいと思います」と述べた。
「検察の捜査を受け入れる」、その言葉通り、朴大統領が在任中に捜査を受ければ、韓国歴代大統領で初めてとなる。
一方で、事件への関与について、朴大統領は、「これまでの経緯について、説明をしなくてはいけないのですが、現在検察の捜査が進んでおりますので、具体的内容を1つ1つ申し上げにくいということを、心苦しく思っております」と述べた。
朴大統領は「捜査の障害になる」として、くわしく語ることはなかった。
問題となっている崔容疑者との関係について、朴大統領は、「わたしは大統領府に入ってから、こういった不祥事が起きるのではないかと心配し、家族との交流も絶って、1人で過ごしてまいりました。わたしが最も大変だった時期に、(崔順実容疑者が)そばにいてくれたために、わたし自ら、その垣根を低くしてしまったというのは事実であります」と述べた。
22歳の時に母親を亡くし、27歳で父親を、暗殺によって失った朴大統領。
残された肉親である妹や弟とも疎遠となった。
一度の結婚歴もなく、独身の朴氏にとって、40年来の親友である崔容疑者は、孤独を埋める存在だったのか。
朴大統領は「すでに心の中では、全ての縁を絶ちましたが、今後、個人的な縁でも絶って、過ごしていきたいと思います」と話した。
その崔容疑者は3日夜、職権乱用などの疑いで逮捕され、側近の安鍾範(アン・ジョンボム)前首席秘書官については、4日午後、逮捕状が請求された。
さらに、もう1人の側近であるチョン・ホソン前秘書官も3日、身柄を拘束されるなど、捜査は、さらに朴大統領の周囲に迫りつつある。
4日、9分間にわたって談話を読み上げたあと、朴大統領は、報道陣のもとへ。
この時、朴大統領は、「記者の皆さんにも、ご迷惑をおかけしました。これで失礼します」と語りかけ、会場をあとにした。
「全ての責任を取る覚悟はできている」語った、朴大統領。
その進退をめぐり、重大な岐路に立たされている。