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　インド北部ヒマチャルプラデシュ州の村ビール近郊の山中で４日午後、パラグライダーで滑空していた日本人男性が墜落して死亡した。地元当局者が５日明らかにした。

　パラグライダー場を管理する政府担当者によると、滑空前に提出された書類から、亡くなったのは千葉県出身の佐久間誠さん（３９）とみられるという。飛び立ってまもなく制御を失った様子で機体が回転し、山中に墜落。搬送先の病院で死亡が確認された。

　現場では昨年、パラグライダーのワールドカップが開かれ、ヒマラヤを望む景観もあって、国内外の愛好家に人気がある。同州内では１０月以降、外国人２人がパラグライダーで墜落死するなど、事故も相次いでいたという。（ニューデリー＝武石英史郎）

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