本当の「プロの歌」を聴きたい 演歌「復権」の背景とは

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「声が楽器のひとつになっていた」

   今2008年上半期最大のヒット、青山テルマの「そばにいるね」。55万枚もすごいが、ダウンロード数が850万件に達した。「30秒の試し聴き」で売れ行きが決まり、すぐに消えてゆく時代。2か月以上トップ10にあるロングセラーが、1992年には25曲だったのが、昨年はわずか2曲である。

   すぎもとまさとの「吾亦紅(われもこう)」を手がけた松下章一は、この風潮に異議をとなえる。「長い間歌ってもらえる歌がほしい。切り札は歌詞にある。歌はやっぱり言葉だ」と。「吾亦紅」は2年間で60万枚を売った。

   松下がいま手がけている歌手あさみちゆきは「青春のたまり場」を公園などで歌い続けて、2年で8万枚を売った。阿久悠が亡くなる1年前に書いた詩だ。聴く者がそれぞれに自分の思いを重ね合わせられる歌詞。阿久は「現代の歌に欠けているのは場面だ。聴く人と共有できる愛しい体験。それがない」といっていた。

   都倉は「ジェロを聞いたとき、なんて美しい説得力のある日本語だろうと思った。日本人の心に入ってくる。本来当たり前だったのが、ソングがミュージックになり声が楽器のひとつになってしまっていた。それが復権してきた。完成度の高い歌を期待している」という。

   そういえば、日本語を壊したのはサザンだったか、吉田拓郎の字余りソングだったか。あれらは本当に新鮮だったが、あらためて30年の歳月に思いをはせた。

ヤンヤン

   *NHKクローズアップ現代(2008年11月13日放送)

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