フランスはヨーロッパ大陸の西側、西ヨーロッパ地域の中央部にあります。
総面積は640,679km 2 、人口は6,660万人。首都はパリです。
2015年の観光客人口は何と、8445.2万人も訪れたという 統計結果 があります。やはり1位でした。
ちなみに日本は、1973.7万人で16位でした。
そのようなフランスですが、見どころは首都のパリだけではなく国中至る所にあります。
今回はそのような中から、とっておきのおすすめ観光スポットを五都市・地方から合計15箇所選んでみました。
もちろんフランスの観光地はまだまだ他にもたくさんありますが、皆さんの観光目的地を選ぶ際の参考にして頂けたらと思います。
それでは早速パリのおすすめ観光スポットをご紹介していきます!
ご存知パリはフランスの首都で、フランスの北部にあります。
人口は2010年の段階で224.4万人。フランス最大の都市です。
日本からパリへの直行便は沢山あり、大体12時間で到着できます。
なお、現在ほとんどの直行便はシャルル・ド・ゴール空港に到着します。
空港からパリ市街地へのアクセスは、郊外電車RER-B線、リムジンバスなど沢山あります。
パリの観光スポットは別記事でも紹介しているので是非ご覧ください。
⇒ パリのおすすめ観光地ベスト10!これを見ずにパリ旅行には行けない!?
本記事では上記ではまだご紹介していないパリのおすすめ観光地をチョイスしました!
オルセー美術館は、セーヌ川左岸の7区の中にあります。
オルセー美術館にたどり着くには、メトロやRERといった電車を使う方法や、バスを使う方法があります。
あるいは路線バスに乗って、バスの車窓越しにパリの空気を感じるのもいいかと思います。
ただし、路線バスは停留場案内のアナウンスがありませんので、降りるときに注意が必要です。
そういう意味では、路線バス使用は旅慣れている人の方がいいでしょう。
電車の場合、一番最寄り駅はRER-C線の「ミュゼ・ド・オルセー駅」です。
が、天気のいい穏やかな日でしたら、セーヌ川挟んで反対側にあるメトロ1線のコンコルド駅で下車するのもいいかと思います。
「コンコルド広場」や「ルーブル美術館」のあたりからセーヌ川沿いを散歩し、「ソフェリーノ橋」という木製の橋を渡っていくのも楽しいことでしょう。
ちなみに、「ソフェリーノ橋」にも橋の欄干に南京錠が沢山取り付けられています。
南京錠で有名な橋は、さらに上流にある「ポンデザール」なのですが、あまりに沢山のカギが取り付けられたために崩落の危機に直面し、「ソフェリーノ橋」にも南京錠がつけられるようになったのでしょう。
美術館の建物自体は、元はオルレアン鉄道オルセー駅の駅兼ホテルとして、1900年パリ万博に向けて建造し開業されました。
しかしながら、開業して35年経ったころ、長くなった列車に対してプラットホームが短すぎて使いにくくなり、駅の役目を終えました。
それからは、駅舎にあったホテルが細々と経営を続けていたものの、やがて1973年に廃業。いよいよ廃墟となって、取り壊される話も持ち上がりました。
それに対しパリ市民による取り壊し反対運動が起こり、パリの有力政治家をも巻き込む規模になりました。
そして1986年12月9日、パリの印象派美術を主に収蔵する「オルセー美術館」として、開館することになりました。
美術館の館内は、昔の駅舎の面影をそのまま残しています。
収蔵されている美術品は主に19世紀のもので、特に絵画は印象派のものが大半です。
ゴッホ、ミレー、マネ、モネ、アングル、コロー、クールベ、ドガ、セザンヌ、ゴーギャン、スーラ、ロートレック、マティスなど有名人ばかり。
また絵画だけではなく、アールヌーヴォーの彫刻家であるガレなどの作品もあります。
名前を見るだけでも、行きたくなりますよね。
沢山の収蔵品がありますが、近くにあるルーブル美術館よりは小さいので、数時間あれば全作品を見て回ることが出来るでしょう。
それでも疲れることがあるでしょうから、美術館内のカフェでくつろいだり、上層階の大時計越しにパリの風景を眺めるのもいいかと思います。
ご覧のように、オルセー美術館の大時計の内側からは、モンマルトルの丘のサクレクール寺院などがとてもよく見えます。
名称 : オルセー美術館
仏名 : Musée d'Orsay
住所 : 62, rue de Lille 75343 Paris Cedex 07 France
アクセス : RER C線 Musée d’Orsay駅 徒歩2分
電話番号 : +33 1 40 49 48 14
定休日 : 月曜日 1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝)
営業時間 :
火~日曜 9:30~18:00
木曜日は21:45まで
料金 :
一般 11ユーロ
毎月第一日曜日は 無料
公式URL : http://www.musee-orsay.fr/
モンマルトルの丘は、パリ北部18区の「サクレクール寺院」を中心とした丘一帯の事を言います。
2001年に公開された映画「アメリ」の舞台になった場所でもある「モンマルトルの丘」ですが、ここ周辺は同じパリでもとても大衆的なところで、時間帯によっては猥雑な危険な雰囲気を醸し出すところです。
でも、昼間にわりと質素な格好で訪れれば、そんな問題になる場所ではありません。とても庶民的なパリの街角を楽しめると思います。
モンマルトルの丘に行くには、メトロを使うのが便利かと思います。
あるいは路線バスに乗って、バスの車窓越しにパリの空気を感じるのもいいかと思います。
ただし、路線バスは停留場案内のアナウンスがありませんので、降りるときに注意が必要です。
そういう意味では、路線バス使用は旅慣れている人の方がいいでしょう。
電車を使うならば、メトロ2線Anvers駅か12線Abbesses駅など最寄り駅は複数ありますが、Anvers駅がわかりやすいと思います。
Anvers駅を降りると、セーヌ川の反対方向にサクレクール寺院がありますので、そこに向かって歩いていきます。
沿道は、北アフリカの布地などを売っているお店がわんさかとあります。それを見ながら歩いていくのもいいでしょう。
モンマルトルの丘へは、坂になっている公園の階段を上がっていきます。
写真の人々が座っているのは全部階段で、結構段数があります。
階段を上がるのがしんどい人は、写真左側に短いケーブルカーがありますので、それに乗りましょう。メトロの切符がそのまま使えます。
サクレクール寺院のある「丘のてっぺん」にたどり着きましたら、ぜひ一度振り返ってパリの街並みを眺めてみましょう。
エッフェル塔やモンパルナスタワーの最上部展望台ほど高くはありませんが、なかなか良い眺めです。
さて、モンマルトルの街中を徒歩で歩くのもいいですが、サクレクール寺院そばにあるテルトル広場にも注目してみましょう。
ここはパリ北部に住む画家の卵が、似顔絵を描いてお金を稼いでいる場所です。
素晴らしい似顔絵を描いてくれる大家の卵もいますが、ぼったくり画家もどきも客引きして強引に売りつけますので、注意が必要です。
あまり面倒な目に遭いたくない人は、モンマルトルの丘一帯を案内してくれる「プチトラン」に乗ってみるのもいいと思います。
これに乗れば、スリに遭ったりすることもなく安全にモンマルトルの丘周辺を見て回ることが出来ます。
例えばパリ市街地の真ん中にあるブドウ畑。
モンマルトルの南側、ちょうど丘の下のピガール駅付近にある、有名な劇場「ムーランルージュ」
ムーランルージュは赤い風車で有名な劇場ですが、そこの周辺は東京の新宿でいうと歌舞伎町のようなところで、夜に行くととても猥雑な歓楽街です。
はじめて訪れる方で「夜の歓楽街」に興味の湧かない方は、プチトランにのって颯爽と流すのがいいかと思います。
そんなプチトランですが、さすがモンマルトル周辺は庶民の街です。
近くのショッピング街もオシャレというよりは庶民的で、東京ならば蒲田駅西口のような、横浜ならば横浜橋商店街のようなローカルな雰囲気で一杯です。
プチトランが交差点を曲がる際に、地元の若者がこっそり一番後ろの席に飛び乗って、少し過ぎたところでサッサと降りて行ってしまいました。
地元の人も観光客も、プチトランの運転手も少々のことは大目に見ているようです。
このような地元ならではの味も、プチトランでは味わうことが出来ます。
名称 : モンマルトルの丘
仏名 : Montmartre
住所 :
35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris
(ちなみにここはサクレクール寺院です)
アクセス :
地下鉄M2線 Anvers, M12線Abbesses から 徒歩10分程度
丘の上に上がるには、ケーブルカーを使うと便利
定休日 : 無休
営業時間 :
観光案内所
月~金曜10:00~16:00 (金18:00)
土・日曜10:00~13:00、14:00~16:00
プチトラン
時間:10時~18時(4月から9月は~24時)
料金 :
プチトラン
6.5ユーロ、12歳以下4.5ユーロ
注意点 :
テルトル広場では、スリと、悪質な似顔絵描きに注意。
公式URL : http://www.montmartre-guide.com/
アルマ橋はセーヌ川に架かる橋の一つです。
セーヌ川にはパリ市内で37本の橋が架けられています。他にも個性的な橋はいくつもあるのですが、ここでは敢えて「アルマ橋」を紹介します。
アルマ橋は、メトロM9線アルマ=マルソー(Alma / Marceau)駅を下車してすぐのところにあります。
アルマ橋は1854年から1856年にかけて建造されました。命名はちょうどその頃勃発していたクリミア戦争の「アルマの戦い」にちなんで名づけられたものだそうです。
建設当時の橋脚は石造りでしたが沈下しやすく、川を運行する船の通行の妨げになってました。そこで1970年から1974年にかけて鋼鉄製の橋に架け替えられました。
By ignis - 投稿者自身による作品 , CC 表示-継承 3.0 , Link
この橋には二つの大きな見どころがあります。
まずはこの橋の橋脚です。橋脚にズワヴ「アルジェリア歩兵」の銅像が立っています。
By ignis - 投稿者自身による作品 , CC 表示-継承 3.0 , Link
最初の橋が架けられたときは、他にも銅像はあって合計4つの銅像が立ってましたが、ほどなくして「アルジェリア歩兵」の像以外はパリの他の施設や、他の都市に移されてしまいました。
現在では「アルジェリア歩兵」の像しか残ってません。
この銅像ですが、実はとても実用的な用途に使われています。セーヌ川の水位がこの銅像のどのあたりの高さまでに達するかによって、交通規制が敷かれることになっています。
銅像の足首のところまで水位が達すると、セーヌ川河川敷道路が冠水し始めるので、河川敷道路は通行禁止になります。
銅像の膝より上に水位が達すると、船が橋の下をくぐれなくなりますので、セーヌ川が航行禁止になります。
ちなみに2016年6月にもパリで洪水がありましたが、このときは銅像の腰がつかるくらいまで達しました。
記録されている最高水位は1910年のパリ大洪水で、このときは銅像のあごひげのところまで達したそうです。
つづいては、橋の「セーヌ川右岸側」のたもとのオブジェです。
このオブジェは「自由の炎(Flamme de la Liberté)」と名づけらています。
ニューヨークの自由の女神像が1989年に修復された際、フランスの修復チームが大きく貢献したということで、アメリカからフランスに贈答されたものだそうです。
本来ならば、「自由の炎」という名前のままで静かにこの場所に佇んでいるところでした。
ところが、1997年8月31日にイギリスのダイアナ元妃が、このオブジェの下を通るバイパストンネルで交通事故に遭い、36歳の短い生涯を終えられました。
それ以来このオブジェは、「ダイアナ追悼碑」としての役割の方が大きくなっていると言えそうです。
この写真でもオブジェの足元の方に、彼女の写真やメッセージカードなどがお供えされています。
名称 : アルマ橋(自由の炎)
仏名 : Pont de l'Alma(Flamme de la Liberté)
住所 : Pont de l'Alma, Paris
アクセス : メトロM9線アルマ=マルソー(Alma / Marceau)駅下車してすぐ
電話番号 : なし
定休日 : 無休
通行料 : 無料
注意点 : 特になし
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