あごながおじさんは合コンに参加した。
その合コンは4対4だったのだが、ケイコという主催者とは1度別の合コンで会ったことがある。今回はケイコの友達とあごながおじさんの友達を集めて合コンを開催した。
ケイコと話していると「この子やっぱりいいなあ」と何度も思った。
合コンは盛り上がるも、時間となり終了。このあとあごながおじさんとその仲間達は、渋谷で開催されているハロウィンパーティーに行かなければならなかったため、その場で解散となった。
後日、ケイコに連絡しなきゃと思いつつもサラリーマン生活が忙しくなかなか連絡がとれなかった。
するとある日突然ケイコから連絡がきた。
この前はありがとう。今度は飲みじゃなくて、2人でご飯に行きませんか?
キターーー!!!
あごながおじさんにもついにこの時がきたのである。
もちろん、俺もずっと誘おうと思ってたところよ
後日都内のレストランでディナーをすることになった。
当日、若干仕事が長引き少し遅刻してしまったもののディナーはスタートした。
ケイコさんにまた会えてよかったよ
私も。この前はすごく楽しませてもらったからね
和気あいあいと会話しているまさにその時だった。
おお、ケイコ!
だ、誰だコイツ。なるべく動揺をみせないよう努めるあごながおじさん。
この人はナカタさん、私がいつもお世話になっている人
やあ!あごながおじさん。
なんだこいつ。かなり馴れ馴れしい。てかまじで腹たつ。
今日はあごながおじさんに紹介したいことがあってね。もちろん、一緒に食事をするのもそうだけど、私たちと一緒になってほしいなと思って。
ど、どういうこと?
僕が主催している団体のメンバーになってほしいいんだ。
はい、でました宗教勧誘
うぜー、うぜーと心の中で呟きまくった。思い返せばアメリカに住んでいた時この手の誘いには何回も引っかかったし、もう慣れてるもんだと思ってた。けれどもまた女の甘い誘惑に引っかかってしまった。
電車代・ディナー代返せ
電車代とディナーは僕がおごるからさ
コイツおれの心が読めるのか!!
読めるわけがない。思い返せばケイコが連れてくる女の子はいつもおとなしい子ばかりだった。おとなしくて優しいがゆえにみんな宗教団体に加入させられてるのかなと思うとめちゃくちゃ悲しくなってきた。
残りの時間は愛想笑いを振りまき、検討しますの一点張りで席の終了時間になるのを待った。
よく考えるとアゴがでてるのに後日食事に誘われるわけがないと懺悔したあごながおじさんであった。それにしても合コンという場を活用して、後日宗教勧誘をするなんてずるすぎる。




