こんにちは、taikiです。
先日、LINEの田端さんが面白い事をつぶやいていました。
「意識が高い」はずのG1経営者会議で参加者の挙手アンケート、ポケモンGO1度もやったことない人が7〜8割という結果に衝撃を受けました。休みの日に「お勉強」は大好きなのに、生活者としての健全な好奇心が皆無です。そりゃ日本企業のデジタル化がトンチンカンなわけだわ。まさかLINEも?。 https://t.co/CBrPjkcOlq
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年11月3日
そう。真面目な事は良いのですが、方向がね。
このつぶやきを見て、かつて投資検討した外食チェーンの投資検討にあたり、店に実際に行かずに財務データや記事情報の2次データで案件を進めようとする若者を注意した事を思い出しました。
ファンド時代に、外食チェーンの投資案件で、実際の店舗に行って飯を食ってみるという行為をせずに、財務データや記事データを必死に分析する真面目な若者を怒った事を思い出した。 https://t.co/MVi0Ryqu9N
— taiki (@datsusala_blog) 2016年11月4日
1次情報には積極的に触れよう
真面目な人ほど、本をよく読み、机に向かって勉強します。
もちろん、それは素晴らしいですし、必要な事です。
偏差値教育に置いてはそれで十分だったのでしょう。しかし、社会に出たらそれだけじゃダメなんですね。
ポケモンGoが流行ったから、関連のニュースや書籍を読んで勉強することは立派ですし、役に立つのでしょうが、2次情報(他人からの情報)でしかありません。
どんなに大量の2次情報に触れたとしても自分がユーザーとなって実際にポケモンGoを触ってみるという1次情報(直接自分で取得した情報)には到底敵いません。
また、1次情報がない状態で2次情報に触れても、2次情報は平面的に見えてしまい、どこか知らない世界の話を聞いているようにしか思えません。
しかし、1次情報がある状態で2次情報に触れると具体的な事をイメージできるようになり、2次情報が立体的に見えてきます。
特にBtoCのような具体的に自分が顧客にもなれるようなビジネスに置いては、消費者として利用してみるという行為は必ずやりましょう。
それすらしていないのに、「投資する」とか、「御社のサービスは、、、」とか偉そうな事を言ってはいけません。
そんなことさえしない人がまともにビジネスを見て評価出来ると思えないし、そんな人にコンサルタントとして相談に乗って欲しいとは思いませんよ。
コンサルの顧客が一番欲しがるのは結局1次情報
george100 / Pixabay
ビジネスコンサルのプロジェクトにおいて最終報告に分厚い報告レポートをまとめます。
その中で、「市場規模の推移」とか「競合他社がどうだ」とか「この市場のゲームのルールはこうだからこうしよう」といった事がわかりやすくまとめて書いてあるのですが、お客様がもっともありがたがるページは顧客や顧客候補者のインタビューメモやアンケート調査だったりします。
インタビューは実際にコンサルタントが消費者にあって掻き集めた1次情報です。
お客様の方が業界経験も長いため、基本的にその業界のビジネス構造に関してはコンサルタントよりも詳しいです。
しかし、1次情報を短期間で大量に集めてくるという行為においてはコンサルタントのほうが圧倒的に強いです。
そこにこそコンサルタントの価値があります。
この部分をコンサルタントがやらなくなったら、コンサルの存在意義は半分ぐらいになっちゃうのではないでしょうか。
(残りの半分は、会議のファシリテート・論点整理・圧倒的な速さで資料にまとめるスピード感あたりか?今度改めて考える)
とにかく自分で情報に直接触れることの大切さを田端さんは仰っているんでしょうね。
同意です。
結論:自分の体験にまさるものは無い
Tomasz_Mikolajczyk / Pixabay
第三者が書いたレポートを参考にするのは構いませんが、自分でも確かめる事を忘れずにやりましょう。
お勉強とフィールド調査のバランスが取れていない人は多いです。
ポケモンGoをやったこと無いのにわかったつもりになっていませんか?
LINEのIDを持っていないのに「ラインのサービスは、、、」みたいな事言ってませんか?
Amazonのプライム会員になっていないのに「Amazonはプライム会員の会費で儲けようとしている!!非会員から送料をむしり取る気だ!!」とか言ってませんか?
まずは、自分で試してみましょう。
自分で試していないのに、その事について何か言っていたとしたらそれは老害です!
ご注意ください。
以上、「1次情報を大切にしよう」でした。
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