介護施設の食事というのは誰がどのように作っているのでしょうか。
実は介護施設の食事形態はいろいろとあり、ものすごく手間がかかります。
普通食、おかゆ、きざみ食、ソフト食、ミキサー食、嚥下食、流動食、減塩食等々いろいろな食事形態があります。

まず、介護施設自体が自ら厨房の職員を雇って、手作りで提供している施設があります。
小規模な施設は、介護職が食事を作る所もあります。
この施設が最高に美味しい食事を提供できると思います。
一番分かりやすいのが、デイサービスに行く前に、3つぐらいの施設を体験利用すれば、その施設の食事のレベルが分かります。

次は、厨房自体を専門業者に委託して作って頂いてる施設があります。
手作りで作られる場合、上記の食事よりちょっと落ちるかな、とは私自身思いましたが、まあ美味しい食事を提供されます。

大きく分けてこの二つのパターンがある訳ですが、今書かせて頂いたのは両方共手作りで作られるパターンです。
カレーを作られるなら、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、肉、カレールーを用意されて作られるのです。

しかし、上の二つのパターンで提供されてる施設でも、介護食専門の業者からレトルト食品を仕入れて、すべて温めるだけで作れる食事を提供してる施設もあります。
カレーを作られるなら、レトルトのボンカレーが来ると思って下さい。
上記のような、きざみ食、ソフト食、ミキサー食等にも対応して頂けるので、少人数で出来るので人件費が安くつきます。
味の方はいまいちですね、でも十分食べられます、
こういう業者を利用されてる施設が半分以上じゃないでしょうか。

私自身、贅沢を知らない世代に育った為、介護施設での食べ残しの残飯を見ると、胸が痛くなりました。
世界のどこかでは、食べられずに死んでいかれる子供さん達がおられる訳ですから・・・。

ちなみに、日本のホームレスと言われる人達は世界的な水準で見ると、中以上の生活をされてます、もっともっと貧しい方は沢山おられるんですね。
高齢になると若い時と同様に食べられないし、利用者の一人一人の嗜好に合わせられないって事も、食べ残しが出る原因でしょうね。